ここにお好きな
ノイシュバンシュタイン城2
マリエン橋から後方を撮る
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この城はワーグナーの『タンホイザー』の騎士の城をイメージして
作られたとか。そっか、尖端の騎士は彼だったのね。
マリエン橋から登り下りのある山道を10分程歩く。
近く迄来るとかなり大きい城だなぁと感嘆する。
尖塔ではタンホイザーのお出迎え
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白くて、綺麗で、新しさを感じる。
フリードリッヒ2世はこの城を作るのに金を使い過ぎて
『アタマがおかしいのでは』とさんざん検査をされ
(だからオタク度が過ぎただけだってば)王位をはく奪され、
41才の若さで亡くなっています。主治医と湖で死体で発見されたそうな。
(ワーグナーに振られて無理心中か?)
今でも事件の真相はナゾなんだってさ。
けっこう迫力あるんだよな
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彼はこの城には結局172日しか滞在してなかったんだって。
モッタイナイね。
さて、城門を通ってテラスに行くとすでに大勢の観光客が!
『お城のトイレ』に入ってみたかったんだけどもー凄い人気で(苦笑)!
城門
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そこで整理番号の印刷されたチケットを渡される。
駅の改札口のような機械があって、そこに電光掲示板が有る。
そこに各自の整理番号が表示される迄待たなければいけないそうで、
私はコドモのようにはしゃぎながらテラスを走り回ってました(恥)。
不敵は童心にかえっていました
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ヲヲヲヲ
順番が回って来たのでやっとこさ入城。
木製の割と普通の扉をあけて小さな塔の階段をぐるぐる登りまくる。
狭くて急勾配な階段なのでお年寄りには危険だと思う。
解説は日本語テープが無いらしいので英語で聴く事になる。
こうして最初に通されたお部屋は、
小さなお部屋で天井の紋様はビザンチン風。
グリーンとピンク(だったかな)を鮮やかに使用した
もので私はすごく気に入りました。
ここにはこのオトメチックな世界の創造主
『フリードリッヒ2世』の胸像が置いてある。
なんでも若い頃の『美男子だった』もので、歳をとる毎に
彼はハンプティ・ダンプティっぽい体型になったのだそうだ。
ヲヲヲヲ
最初に小間使いさんの寝室を通る…思ったよりゼータクな部屋だ…つーかオイラの自室よりずっとイイ感じだよ…この城は小振りで縦長なので小さな部屋がたくさん作ってある。
『玉座の間』は凄まじいきらびやかさで黄金に輝く聖堂を思わせました。
チラシより『玉座の間』
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天井、壁画に聖人がこれでもかと描かれており
頭上のなシャンデリアはウルトラスペシャルデンジャラス巨大で
落っこちて来たラ犠牲者諸共床を突き抜け大惨事になるなと
余計な心配をしてしまいました。
ヲヲヲヲ
ワーグナー激ラブの創造主の趣味で小部屋には
歌劇の場面が壁紙になってましタ。
ローエングリーン、トリスタンとイゾルテ、ニーベルンゲの指輪。
確かに綺麗だけど、さぁ!
四六時中あの壁紙に描かれてる人物の目にみつめられてるよーで
キモチワルイじゃないですか。
彼の寝室は木製(焦茶色の木材)の彫り物を嫌になっちゃうくらい
くどく彫り込んだ芸術品(ナニ掘ってンだかワケワカンナイヨー!)。
更に、専用の洗面器は美しい黄金の白鳥をあしらった
砂を吐きそうなくらい乙女ちっくなブツ(白鳥の口から水が出るのだ)。
ヲヲヲヲ
さて。
バイエルンの素敵な風景を見ながらお茶ができる小さなテラスを見学すると
(あのテラス、切り取って持って帰りたかった)
いきなり鍾乳洞が出現!!
そう、城の中に鍾乳洞の小部屋があるんデス。
…ウィザードリィだったら城にこんなんあったって驚きゃしないけど。
これも『タンホイザー』に出てくる鍾乳洞にちなんで作らせた物なんだとか。
いやはや、さすが『バイエルンの狂王』だよ。
オタクも真っ青だよ!
ヲヲヲヲ
最後に印象深かったのが『歌人の間』でした。
チラシより『歌人の間』
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これはフリードリッヒ2世が歌や劇を楽しみたいが為に作られた
超豪華絢爛な小劇場で、音響効果は最高なんだそーだ。
この時私が考えた事と言えば…
『…ここでライヴやったら最高なんだろうな…』
ここ迄来てもメタルが頭から抜け切れて無い不敵でした。
ヲヲヲヲ
こうしてルートビヒ2世のオタッキィな世界を堪能し尽くし、
我々は最下層のショッピングなコーナーでお土産を買いました。
ちょっとしたカフェがあったりして。
あぁ、食ってみたかった、あのウマそうなケーキ!
友人が出てくるまで窓の外を眺めておりましたが…
バイエルン地方は本当に牧歌的でした。
城内よりバイエルン地方を眺める
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天気よくてホントーに良かった。
神様ありがとう!
こうしてすっかり熱い気温になった外気にさらされた我々は
余りの熱さ故に買ってしまった怪しいアイスを片手に
集合場所の日本人向けお土産やさん目指して
急な坂道を降りて行くのでありました…
ヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲ
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