Norway遠征記

ベルゲン市内探索

フィッシュマーケット

隣のおじさんはイイ人だった

目的の『C10』はエスカレーターで一階下に下るのですが、その周囲に…予想通りいました!

そう、すなわちムサ苦しいメタル野郎部隊が。

『おぉイヤだイヤだ』

お母さまは気味悪がっていましたが…その様子を見て、ふてきは心の角でひっそりと謝るのでした。

(ゴメンかーちゃん、娘のアタシもアレと同族なんだよ)

エスカレーターで階下に降りるとベルゲンに向う客がわんさか集結していました。10分程並んでおりましたが、割とスムーズに機内へ搭乗する事が出来ました。

ベルゲンへ向うのは水色の機体、KLMオランダ航空です。

こうして9時40分にオランダを離陸した機体は曇り空の中、ノルウェーに向けて飛行するのでした。

チェックイン時間が遅かったせいか、お母さまは前方の左は通路側の席。アタシは後方の左は真中の席でした。

お母さまの席の隣は両腕にイレズミをビシバシ入れてある若い長髪のメタル野郎が2人座っています(汗)。アタシはちょっぴり心配になりました。

いっぽう、アタシの左隣はとってもふくよかなノルウェーのマダム、右隣は横にも縦にもデカいノルウェーのおじさんでした。

このおじさんってば、スゲェ〜〜〜〜いい人!で、飛行中ずううう〜〜〜っとお話してくれました。もっとも、ナニ言ってるのか判らん部分が多かったんですが…言いたい事はまぁ理解出来るので。

なんでも、おじさんは巨大な船の乗組員で、おじさんが『どこにいくか』を指示するんだそうです。

『ボクが船をステアリングするんだヨ、後ろに座っている彼と一緒にね』

とおっしゃっていましたので操縦する人かね。6ヵ月は帰って来れないそうです。でも一度仕事が終わると6ヵ月バケーションなんだそーです。なんだろー、アレかなー。友人Mが乗員仕事してた、豪華客船クリスタルクルーズみたいなヤツかなー。

『すげー!それじゃあ、どこでも長期の旅行に行けるね!』

と思いっきり羨ましがりましたが、そーはイカナイんだよと苦笑いしてました。おじさん達は船で世界中を回るとおっしゃってましたので、日本にも来た事あるのかと聞きましたが、アジア方面はシンガポールまでしか就航してないとの事でした。

おじさんとベラベラやっているうちに、スカンジナヴィア半島のすそっぽい陸地が見えてきました。

いつの間にか晴れ上がっており、その蒼くて緑な世界を一望出来ました。完全にリアス式海岸、もー、それはそれは息を飲む程の美しさです(その光景を写真におさめるべきでしたが、おしゃべり大会に夢中で忘れました)

アタシは感激しておじさんに『ノルウェーってキレイで羨ましー!』と絶賛しまくりました。

おじさんはノルウェーで仕事見つけて住めばいいと簡単におっしゃってましたが、そいつは絶対無理だ!

これからおじさんはオスロから離れた沿岸部の街に帰るんだって。医療系のお仕事してる奥さんが待っているらしいよ。ドコ?って地図を差し出しましたが載っていなかった…田舎なんだな。

『ノルウェーは素晴らしい国なのだが、なんせ国民が少な過ぎるんだよ』

と、何度も言ってたおじさん。

ヒトすくなくたってイイじゃん。アタシはそー思うんだけどよ?

飛行機がフレンスランド空港に着陸すると、おじさんと握手してお別れ。イイ人だったなぁ。すると、となりのノルウェーマダムもにこやかに微笑みながらアタシに手を差し出してきました。てへ(照)

おじさん達のお陰ですごく楽しい空の旅になったアムステルダム〜ベルゲン間。おじさん達、ホントにありがとう。

お母さまの周囲に生息していたメタル野郎達はトテモやかましかったらしい。おまけに腕のイレズミで『彼等はヤクザか』と変な誤解をしています。アタシはあーゆーのは彼等にとってネックレスやピアスと一緒で単なるファッションの一つなんだよ、と説明しておきました。

フレスランド空港。

到着は11時25分。

オスロのガーデモエン空港もミニサイズで驚いたが、ココはソレ以上のコンパクトさ。まぁ設備はちんまりながらもキレイなのでよろしいんじゃないかと。入国審査?あったよーななかったよーな(ヲイ)。

アタシ達の前を、日本人の母&息子が歩いています。息子は40歳くらい?母親さんは60↑歳くらい?

ベルゲン市内に向うバス乗り場で、さっそくお母さまが母親さんと『あーらそーですかーホホホホホ』『そーなんですよぉーホホホホホ』と、井戸端会議のノリでおしゃべり始めていました。さすがお母さまです。年輩者とあーゆー交流の仕方、アタシには出来ないってばよ。

バス乗り場『Fly bussen』は出口真正面に位置しており、この出口そのものが小さいので絶対に迷う事ナイと思われます。

停車している白くてツヤツヤのバスには誰も乗車しておりませんでしたが、とっとと乗り込んで荷物を棚に突っ込みます。出発前に運転手のおじさんが黄色いメチャぞんざいな切符を売りに来ました。

72NOK(¥1,300)だって?『地球の歩き方/北欧』では65NOKって書いてあったんですが?前回オスロ遠征時のFly Togetと同じパターン…ここでも値上がりかよ!

Fly bussen車内より

バスが動き始めて、のどかな公道を走り始めました。

ゴツゴツした岩があちこちに見受けられて、山の間を走っている感覚。お母さまは今の季節にもうこんなにナナカマドがある!!と驚いてます。

アタシはこのバス『Fly bussen』について予め日本で調べました。インターネットで時刻表も停車する駅も調べられます。アタシの降りる駅は『Radison SAS Norge Hotel』です。

先程の日本人の親子はベルゲン駅で降りて行きました。

バスが目的の駅に到着したので、荷物をガラガラバスを降りるとお母さまと2人にぎやかな街を歩き始めるのでした。

ベルゲン市場

ホテルへはバス亭から10分程歩いた港のフチにあります。

途中で世界遺産『ブリッゲン』が向こう岸に見える海沿いの船着き場に辿り付きました。ベルゲンってのは、ボコボコボコと縦長の半島が3つあるかのような…実にオモロイ形状の港町なのであります。まぁその辺は、フロイエン山の頂上に登った時にとった写真を見ていただければ判るともいますけども。

海の方角にはものすごい巨大な客船が停泊していて、おかーさまはそーゆーの目の当たりにするのハジメテみたいで喜んでました。

すっげデカイ客船が停泊してました

で、陸側に目をこらすと。フロイエン山の頂上とケーブルカー、そしてすぐそこ!にフィッシュマーケットが見えるではありませんか♪

お〜お〜、賑わってる賑わってる!!ココの市場は日本人観光客にすこぶる人気のウマイ食いもんが埋まっているというタノシミだった場所の一つなのだ!!!

さっそく寄ってみました。色とりどりのテントの下で色々なお店が軒を連ね、その隙間を多くの観光客&地元の買物客が縫い縫い歩いて回ってます。

フロイエン山ケーブルカーと市場

その大部分は広場中心の『お魚屋さん』なのですが、それだけではありません。トナカイの肉屋さん、八百屋さんから、ノルウェイジャンデザインのニット製品にシルバーアクセ、Tシャツ(モロメタル)、ヌイグルミ、カフェなんかも。

母娘2人はすっかりショッピングに引き込まれてました…哀しい女の性(さが)ですな。

フィッシュマーケット

アタシとお母さまはまず、目に付いたハジッコの手作りニットのお店に直行(笑)。冬用のボウシ?を探し始めてしまいました(何しにきたんだ)。ちょっと、会社に通勤する時でもおかしくないようなデザインと色合いのものをチョイスしました。95NOK。¥1,700くらいかな。耳の部分がみにょ〜んと伸びててあったかそうな形もあったよ。子供用もすごく充実してた。孫のいる観光客にはうってつけだな。

そのあと、やっぱりハジッコの八百屋さんへ。これも女のサガか?いや〜ノルゲの野菜ってそんなんかすっげキョーミあるからさ。野菜に関してはお母さまセミプロなのですが、野菜の大きさが日本で見かけられているサイズよりワンザイズ大きい事にビックリしとりました。

そーだ、この八百屋さんでは自家製の『見た事無いベリーのフルーツソース』とか『見た事無いベリーのフルーツジャム』なんかを可愛いビンに入れて販売しているのですが、アタシは会社の奥さん用のお土産に買って持って行ったんです。そしたらすっげー好評でしたよ!むむぅ、そんなにウマイのならば自分の分もゲットしておくんだったナー。

八百屋さん

八百屋さんでそれぞれ小振りのトマトとりんごを4つくらいゲット。ホテルで齧る用です。

肝心の魚売ってる写真を撮り損ねた(何やってるんだ自分)のですが。魚屋さんでは『クジラの肉』だの『サーモン』だの『ノルウェイジャン・キャビア』だの『エビ』だの『カニ』だの大量に売りさばいておりました。

アタシは会社の社員&某CD店の店長店員用のお土産に『トナカイの肉』と『ノルウェイジャン・キャビア』を買っておきました。トナカイの肉って2種類あるんだね。

それから果物屋ですっげぇウマソーな木いちごを買ってパクパクしながら(プラスチックカップ1杯分で35NOK。だいたい日本円で¥630くらい。やっぱ、物価高いんですわ)ヌイグルミやらノルウェイジャンストーンをあしらったアクセサリーを覗いて来ました。

お母さまは妹用にベルゲンブランドの無難なデザインのTシャツを買ってました。

こんなんで35NOK

そうそう、ノルウェイジャン・キャビアを売っているお姉様にはまっ先に言われました。

『あら、あなたHole In The Skyに行くの?アタシは行けないんだけど、友人が今日行く予定なのよ』

どうやらアタシの着ていたDeathpell OmegaのTシャツを見てそー思い付いた模様デス。この小さな港町ではあのイベントも有名なフェスティバルってことなのかな?

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