Norway遠征記
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スキポ−ル空港へ移動
これから全然人がいない待ち合いのイスに座って、ボケーッと長い時間を過ごさなければなりません。 お母さまがコーヒーが飲みたいわと言い出し始めました。機内のコーヒーはインスタントコーヒーだとすぐに知れる味な上に、ただでえお母さまはコーヒー中毒患者なのです。ヨーロッパで飲んでみたいと言うささやかな中毒根性も理解出来ます。 成田空港でチェンジしていたのはユーロではなくノルウェークローネだったので、念のために持ってきた『今迄のヨーロッパ旅行でため込ん出来たユーロ小銭』(小銭は成田空港で円に変えられないんだもんさ、必然的にたまっちまうんだよ)をジャラジャラとりだすと珈琲を買いに1人、歩き始めました。
この空港のショップおよびカフェは午前6時からオープンします。なので、この時間になるとドヤドヤ人間がこのエリアに集結してくるのです。 ここ、買物エリアが入り口の周辺に左右奥深く集結しててナンでも揃ってる。けど、入り口周辺にカフェは存在していないようだった。 なんで、搭乗エリアのド真中に2つほどあるカフェの1つで買う事にした。そこは既に様々な人種の人間が長い列を成していた。 このカフェはへっこんでる。階段で降りる造りになってて、お客さんはビジネスマンだろって風体の人が大部分だった。同僚と大声でペラペラ、クロワッサンだのつまみながら新聞広げてたり。 アタシはエスプレッソを、お母さま用にはカプチーノを頼んでみた。値段付きメニューが見当たらなかったので、手の平にジャラジャラ小銭を出してスタッフのねぇさんに取ってもらった(カッコワリィ)。 カップをお母さまの所に持って行くと、お母さまはトテモ美味しいウマイと喜んでくれた…そんなこんなでパリの朝が明けてきて。雨もやがてあがっていた。
6時50分になると搭乗開始で、オランダ行きのエールフランス便に大量の客がゾロゾロ乗り込んで行った。 ホント、ヨ−ロッパ内の移動ってのわ小型の機体ばっかなんだなー。すぐ客で一杯になり搭乗完了。動き出した機体はグルグル滑走路に向け長時間彷徨っている模様(笑)。ハンパじゃない広さだからな。 夜も明け切った7時20分にオランダはスキポ−ル空港に向けて離陸。 アタシ達は最後尾の席だった。座席を何の躊躇もなく思いっきり後方に倒せて嬉しい。窓際のビジネスマンのお兄さんが気を使ってくれたようで、前の座席の方へ移動して行った。お母さまは『スマートに気をきかせてくれたのね』と喜んで窓際に移動してました…アタシは眠くて眠くて…けど1時間足らずじゃ寝ても中途半端な時間だしな…。
相変わらずのヨーロッパ内便の機内軽食、クロワッサン。ウマウマウマ過ぎるよエールフランス!これでコーヒーがインスタントじゃなけりゃあなぁ…確実に太りそうな甘さだけど、これ毎日食いたいってば。 外は曇りがちだ。 空からオランダは水ビダシって感じだった。なんだ?雨降ってたせいか?よく考えれば、オランダって国は海抜0メートル地帯なんだっけ。 ナンかお母さまが農村部が綺麗だ綺麗だと写真とってました。住民の住宅の、お揃いの赤い屋根がトテモ物珍しい様子でした。
ウトウトしていて、気がつくと飛行機はエレガントにスキポール空港の滑走路に着陸してました。やっぱり着陸はこうでなくっちゃね! |
ブルガリアじゃないですから
フランスからはほんの1時間チョイの飛行時間。そんなわけで、アムステルダムに着いたのは8時40分。 アタシが成田空港でチェックインできたのはここまでで、アムステルダムからベルゲンに向う便はこの空港のカウンターでチェックインしなければならないと予め成田空港のグランドねーさんに言われていました。 今だから軽々しく言えますが、ハッキリ言って自信ありませんでした。 (…チェックインし直さなければならないと言う事はいったん空港の入り口から外でなくちゃイケナイって事ナイよね?カウンター、むっちゃくちゃ並んでたらヤヴァイよなぁ。ココに到着して1時間後にはココを飛び立たねばならない訳だしー) などと弱気になってきましたが、そんな時は悩んだり自分で脳味噌ひねってる時間は確実にムダ。とっととスタッフに聞いちまえばイイんです。アタシは飛行機から降りて、廊下の入り口で見送り案内していたエールフランスのスタッフ兄さんに航空券を見せて尋ねました。 『アタシこれからベルゲンにいかなきゃならんのだが、チェックインをしなければならない。でも場所がワカンナイの。どこでするべきなのかご教示願います』 上品そうなお兄さんはすぐに分かってくれて、『T5』に行くようにと指示されました。まーとにかく時間がないので指し示された方向へ歩き始めると、確かに『T5』の標示がありました。その標識に従って進みました。 その『T5』のエリア入り口には何やら見なれない機械が設置されており、ふてきは前の人の見よう見まねで操作してみましたが、なんせ自信がないので勝手にエリア内に浸入するとヒマそうなカウンターのねーちゃんに助けを求めました。 ねーちゃんはアタシのE-チケットを一見して『コッチのカウンターじゃないわよ〜向側のカウンターよ〜あそこの機械で操作してから来てね』とゆー感じの反応をしましたがアタシが『その機械の操作がサッパリわからんのだ』と泣きつくと、カウンターから出てきて操作してくれた(お姉さんアリガトウ!大感謝だよぅ!)! そこでカウンターの伝票を引き出すと、番号が呼ばれるまで例のカウンターで待ってからチェックインを行うとゆー寸法です。 で、アタシはいつも通りのチェックイン作業をした訳ですが… 『どこに行くの?』 『ベルゲンです』 『え?ブルガリア?』 『ち、ちがう(ガーンッ)ノルウェーのバーゲンです』 バーゲンって大安売りのバーゲンじゃないからね。この発音が欧州では正しいのよ。ちょっとね、日本語読みのベルゲンそのまんまだとコッチでは理解されんのよ。迂闊に日本語読みかますと奇怪な物でも見たかのような顔されますからね。 それにしてもアタシの『ベルゲン』って発言が『ブルガリア』になっちまう事実にショックを隠し切れないふてきなのでありました。まぁ、ブルガリア、一度は行ってみたいけどナー。 ちなみに『T5』っつうのはトランスファーデスク-5の省略的表現らしい。 次に向う先はゲート『C10』らしいので、標示を確認しながら歩きました。スンゲー人間の数でごった返してます。けっこー歩くけども、店が密集してて…そんなエリアは割とキレイな造りだ。床が大理石で、スパンコール?入りっぽくて。 お母さまはキャワイイ縫いぐるみの積んである店で買い物したくてしょーがない様子でしたが、ユーロがないんだから買えないんですってば。 やがて目的の『C10』に辿り着きました。カナリ歩いた先です…ローカルだからな、北欧は…予想してた通りさ。 |
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