Norway遠征記

Air France深夜便の12時間ちょい

2006年8月23日の木曜日。

出勤時に旅行用の荷物を持って行って、上野駅のコインロッカーに突っ込んでおく。会社で仕事を済ませて、会社のロッカーに勤務用の鞄を置き去りに、退社。

そのまま上野駅でコインロッカーから旅行用の荷物を引きずり出してスカイライナーに乗車m成田空港に向う。イタリアのローマん時そのまんまの再現だね。

夜の7時45分頃、予定通り第1ターミナルのエールフランス@チェックインカウンター前でお母さまと合流。

あらかじめエールフランスから送信されてきたメールをそのまんま印刷したE-チケットでチェックインを完了して、着替えルームで冒険者スタイルに身なりを整えた。

『お母さん、コーヒー飲みたいわ』

『それなら確か…出国手続き済ませたトコにもドトールあったよ』

そんな悠長な会話をしながら母娘は出国ゲートへ。

搭乗ゲートは17番…まぁ、前回ローマの時と同じなわけで。

ドトール、ちょうど閉店時間だった!しょーがないので自販機で水を買って椅子に座って待つ事にする。アタシ達はけっこう最後に集結した方らしく、すでにアングロサクソン民族客がわんさかいらっしゃいました。

17番ゲートにて

今回、エールフランスのマイレージカードを作る事にしたのでアタシは椅子に座ったまま必要書類にメンドクサイ必要事項を書き込みしてました。

その間お母さまは、前の席に座っているフランス人夫婦の連れている1才くらい?の幼児を天使みたいだ、カワイイカワイイと喜んで観察していました。

搭乗時間が15分程遅れましたが、とりあえず10時過ぎに成田を離陸。

窓側の席(予めエールフランスに電話入れて後方の窓際2列を取っておいたのだ)で母親が脅えています。

『あーやだ、浮いてるって落ち着かないね。無事戻って来れるかしら』

『ソレどころか、あっという間に帰国だよ』

窓からは雲海からポコッと頭を見せる、真夜中の美しい富士山のシルエットが観察出来ました。なんともはや、神秘的な光景なり。

今回の空路は北回りのようです。本州を横切って日本海を北へ北へ飛行します。

隣のかばいいフランス少年

ところで、アタシの右隣はフランス人の13.4才の少年でした。またコドモかよ!!!隣がコドモってのは何回目なんだアタシ。前回オスロから帰国する時も泣きわめくスロベニア人の幼女の隣だったんだよなぁ…。あ、アタシが泣かせたんじゃないからな。

この少年、離陸前から座席上でイモムシのごとく丸くなって寝てます!ときどき夕食の置いてあるテーブル(置いて行ってくれたんだけど、少年は寝たまんまで結局食わなかったんだよな)をパンチしたりアタシにキックをかましたりします。

しまいにはアタシの腕を枕にしてスヤスヤ寝やがります。その睫の、長いこと長いこと。

あぁっ、ちくしょー!カワイイじゃねーかこのヤロー!

そう、ふてきは自他共に認める重度のショタコンなのです(何)。ちなみに膝小僧のキズが似合うやんちゃ系だととても喜びます(どうでもいい)。

数時間程寝て、彼はやおら起き上がると、おもむろにインベーダーゲームを始めました。ピコピコ操作しながら時々フランス語で悪態ついてます(萌)。それがまぁ、かなりの腕前なんですわ。最終ステージまで到達してたよ。

フランスに到着する前に朝食が配られるのですが、この少年ミルクをボタボタこぼしてシリアルをそのままスプーンでカサカサしながら食ってます。

我慢出来なくなった母親が紙ナプキンを渡すようにとアタシに命令してきたので、アタシは嬉し恥ずかしその少年に紙ナプキンを差し出してみました。

すると、不愛想気味に『めるし』とソッポをムキながら受け取った少年。ミルクを綺麗に拭き取ると、その湿った紙ナプキンをアタシに返してくれました(うきゃきゃ)。

その後、彼は最後迄インベーダーゲームに興じておりましたよ。すばらしい集中力だなオイ。

さて、飛行時間は12時間ちょっと。その間『ずっと夜』です。窓から外見てもただただ闇が続くのみ。アタシは何としても眠ろうとアイマスクにミミセンを装備して頑張りましたが、ちょっとウトウトするのみで…やっぱり熟睡出来ませんでした。

フランス少年のジャマになりますが最後尾のスペースに2人で連れ立って足を伸び伸びさせてみたりして。なんせ母は今迄の人生、こんな長い時間セマ過ぎる場所に座った事無いと思うんで心配だったんです。

まーそれでも窓際にいる時のお母さんはたいへん興味津々な様子で真っ暗闇の窓の向こうの景色をじっと見続けておられました。

そうそう、ヘルシンキとストックホルムの夜景が真下に見えてね。ヘルシンキは『クリスマスツリーのよう』でストックホルムは『宝飾品をブチまけたよう』に輝いていました。イイモン観れたわ…v

ぜひ記録したいと思いましたが、あの芸術を記録するにあたり我ら母娘の貧相なデジカメではあまりにも役不足でした。

機内食@朝食が終わると、目的地迄あとわずかであります。

真っ暗闇の午前4時15分、ヘッタクソな着陸と共にシャルル・ド・ゴール空港に到着。

ドズン!!!

…地面にめり込むかと思ったぞ。荷物を上から引きずり降ろして(お母さまの荷物がデカすぎるので困る)ガラガラさせながら機内を後にします。

で、まっ先にお手洗いに顔を洗いに走ったアタシ。外は真っ暗、寒いし雨降ってるよ!

あっという間に同じ機体から降りた人間は居なくなって、閑散とした雰囲気になりましたが乗り換え時間余裕タップリなのでノロノロ構内を進みます。

途中、前にいた客にくっついていたら見事に逆方向に進んでいました(笑)!まぁ、そのへんはスタッフに尋ねながら前回の記憶を掘り起こしつつ、入国審査やら手荷物検査を通過して。

難無くトランジット口迄歩き着く事が出来ましたとさ。

こんな通路を歩いて入国審査へ。

なーんか前回の時と多少歩いた道が違ったよーな…ま、いいや。

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