Norway遠征記
Oslo

Inferno Festival 2006

Sahg

ナッちゃんのショウが終わるった途端にアタシの『体調の悪さ』がぶり返してきやがりましたsが…先程の一見おじさんっぽいオニーサン2人組に御礼を言わなくてはと思うのでした。1人はブラウンの長髪ニーサン、もー1人は帽子のニコニコしたニーサン。

『CDありがとう、これってどこのバンドの音源なの?』

『オレ達のバンドだ。USブラックメタルだよ』

『えぇ!アナタ達ブラックメタルバンドやってんの?』

そうそう、と得意気に2人は胸を張るのでした…続けてアタシがどんな楽曲性なの?と尋ねた所、ブラウンの長髪ニーサンは信じられない程ファスト・イングリッシュスピーキング(爆笑)を始めてしまいました…あぁ、まって、アタシそんな早い英語にゃついてイケネェよ…!!!

『ぎゃーっ!ぷりーずすぴーく すろぅり〜! すろぅり〜!!』

と思わずアタシがアタマ抱えて絶叫したら苦笑いしてた(笑)。彼の言う事にはオールドスクールにペイガンにシアトリカルがどーのこーのって、多種要素が盛り込まれているそうだ…いーのか?1つのブラックメタル作品音源にそんなに様々な色材を和えちゃって美味しいブラックメタル出来るのか?などと余計な心配しちゃいますが…まぁ、がんばって新たなUSブラックメタル世代の礎を築いて欲しいと切に願うものナリ。

で、記念写真撮らせていただいたんだけども、ノリのいい他の客が自分も写ろうと割り込んできてますねぇ…アハハハ、撮ってる時ゃ気がつかなかった!ちなみにナッちゃんの事を『ちっちゃいなー』と呟いてたのは右のニーサン。

アンタ何ゲにTシャツがブルデスじゃないか

ふてきにはやり残した事があります。それはJohn Deeのステージを見に行く事。ここ、メインステージのショウは米国のUsurperによるライヴが残っていますが、John Deeはソレより早くライヴが終了してしまうのです!急いで行かなくては見逃してしまいます。わざわざ北欧くんだり迄来て、John Deeのショウを見逃すなんてあり得ませんから!!!

アタシは米国ブラックメタルペアに手を振ってお別れを言い、その場を駆け出しました。

(何か旅っつーのは大なり小なり色んなヒトとの会い・別れ?を内包してるもんだなー)

などとドーデモイイ事を感じつつアタシが向った先はスタッフがいる出口廊下でした。スタッフのにーさんにアタシJohn Dee行きたいんだけどドコにあるかわかんねぇって言うとメインホールに直結してるトナリ部屋の階段を降りればイイんだよと教えてくれました。

スタッフに言われた通りの場所に、Tシャツやアクセサリー等グッズ売り場と化している部屋がありまして、確かに地下へ続く赤い螺旋階段が存在していました。

アタシは迷う事無くその人間でごった返す中を進んで行くのでした。

John Deeはホントにホントに小さなライヴハウスだった。ここまでちっちゃいとは思わなかった…たぶん、沼袋サンクチュアリーと同じくらいの大きさだ。

Sahgって、ノルウェーはベルゲン原産のドゥームメタルバンド。

(このバンドの直前迄は、スラッシュメタルバンドの公演オンパレードだったハズ。あーっちっくしょう、ノルウェー産スラッシュメタル部隊を見逃してしまったよアタシ…!)

実は前回イタリアで恐怖体験に遭った元凶、Gorgorothにーさん1のバンドなんです。

まさかこのヒトを目の前でふたたび見る事になるなんて思わなかった(トヲイメ

アタシ、どーしてGorgorothっていうイカれた人材を抱える古豪ブラックメタルバンドの中で彼が長くベースとしてプレイし続ける事が出来るのか、判ったよーな気がする。

丁度階段を降りたトコロ、ステージ脇の部分なんだけど、そこでGorgorothにーさん1がベースをひきまくってたんだよ。

(デッカイからすぐ判る!)

と思いつつフロアに降りてじっくり観察してみると…率直にこのヒトのベース仕事って、適度に暴れた感じでカッコイイのだ。

Vo.Olav Iversen

弾く人間によってこんなに違うもんなんだ…こりゃGorgoroth、離せない人材だろーな。

にーさんの前には多くの客が群がって、モロ至近距離でその仕事のムービー撮りまくってたよ。

取材の方々もベースの仕事っぷりばっかし撮ってんの。…あんなに目立つ要素の一つにはにーさん自体がすっげデカイからってのも絶対あると思うのですが。

客はねー、なんか最前中央に知合い?っぽいデカすぎるおじさん達が群がってて…それはそれは凶暴なヘドバン攻撃を…モロ、アタシの真横なんですけど…ガクガクブルブル…そんな、腰から頭振り乱してたら絶対将来ムチウチになるって!

Gt.Thomas Tofthagen  Vo.Olav Iversen  BassTom Cato Visnes

楽曲的にはホントすっげぇえええトロトロでタマンナイ。

ヘヴィ?いーや、ヘヴィってゆーには全然足りない気がする。

なんだろー、アンニュイ(スイマセン)&物憂げ主体のメロディに『どっすんどっすん』っていう首振りリズムを足してる感じかなー。それでVo.さんがクリーンヴォイスで喚いてる。

うーむ…にーさん、アタシはAudrey Horneの方が数倍好きだなぁ、という感じ。アレは北欧ハードロックだけど…それはもう間違い無く。

でも、アタシの真横の恐過ぎるヘドバン部隊は凄まじかった。

ライヴハウス内は熱帯雨林気候になっててめっちゃくちゃ不快度指数高かったんだけど、このヘドバン部隊が丁度良い扇風機かわりになってくれたホドに、です。

腰迄ある猫っ毛の美しい金髪をばっふんばっふんさせて、アタシは思わず目が張り付いちゃった。

きゃー、このヒトってばセイヴァートゥースっぽいよ!引っ掻きそう!

Vo.Olav Iversen  BassDrumsEinar Selvik

というわけで…どーもアタシのハダには合わない楽曲らしいので、あまり記録しておく事がありません。ドゥームメタルってホント全然知らない世界なんだけど、みんなこんな感じなのか!?

とりあえず撮った写真とムービーをアゲておきますので参考迄にどうぞ。

うまく撮れないんだよなー1

うまく撮れないんだよなー2

ムービーはほんのちょっぴりだけ撮った。

『俺を撮れ!』ってオーラが全身からデマクッテル気がするのはアタシだけですか…このヒトがFrostガァ〜ルルルル!と威嚇していたあのヒトですよ…

*注意* 音が雑音なので音量を低くして下さい! あと死ぬ程重いです! Gorgorothにーさん1のベース仕事ムービー*1 Gorgorothにーさん1のベース仕事ムービー*2

ちょっと、このライヴでもぅ限界かもしれん…時刻は夜中の1:00、もーコレ見終わったらホテル戻ろう、と。そんな事ばかり考えていました(滅)。

ノレないライヴですと、体調の悪さがぐぐっと込み上げてくるもんです。

アタシお世辞は言えない(滝汗)。

というわけで、ライヴが終わると直ぐにアタシは腰痛で(オヤジ臭い?)フラフラしながら会場を脱出するのでした。

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