Norway遠征記
Oslo

オスロの遅い朝

オスロ中央駅ホームに降り立ちました。覚悟はしておりましたが、めちゃくちゃ寒いです。

オスロ中央駅のホームにて。

少なめのお客さんがドンドン荷物を引き摺って一方向に歩いて行く。アタシも後ろからくっついて歩いていきます。

緩やかで長々しいエスカレーターの先は広い駅構内が広がっていました。

外国の夜はなるべくなら長居は無用なので(もちろんライヴん時は例外だけどな)アタシはとおっとと駅に直結していると言う例の文通ホテルScandic Byporten(スカンディック・ホテル・バイポルテン)』に向いました。

ホテルは駅の出口から一端外に出て、右を向くとそこにデデンと構えていました。

ココのホテルはショッピングセンターと一緒になってて…いや、ショッピングセンターの中にホテルが存在しているって感じかな。ちなみにの写真の3階でキラキラ眩しい窓のトコがブレックファーストをいただくレストランなのであります。

Scandic Byporten

ホテル正面から左方向をふと見ると、巨大な教会らしき建物が暗闇にそびえておりました。地図で確認すると、どーやらあれがオスロ大聖堂らしい。創建1697年の歴史ある物件です。

この時、ふてきは思いました。

ナニ?あんなにそばに見えちゃうワケ!?

…オスロって、実はモノスゴクちっちゃーい都市なんじゃ…!

そしてふてきの予感は見事に適中するのであります。

下記写真はリカ・オスロホテルとオスロ大聖堂の夜景です…ブレちゃってるけど。リカ・オスロホテルも旅行者に優しい立地条件とみた。文通ホテルより1ランク下のホテルらしいから値段ちょいと安いかもしれんね。

リカ・オスロホテルとオスロ大聖堂。

回転ドアに危うく挟まれそうになりながら(お約束)ショッピングセンターに入ると、右脇にホテルの入口のデッキャイ扉が構えていました。

どーやったら開くのかと、ふてきは扉の前で躊躇しましたが…扉の両脇にくっついてる『DOOR』とデカデカ書いてある細長く四角い箱(オイラにはそうとしか見えん)、コレがボタンだった。なんつーデッカイ、ボタンなんだ!

ホテルの受け付けネーサンに挨拶をして、例の文通した記録メールのプリント4枚を渡すと、それだけでチェックイン出来ちゃったらしい。ルームキーカードを渡されました。…えーと、528?5階ですか?

もうカナリ疲れて疲労困憊です…とっととシャワー浴びて寝てしまいたい!!

エレベーターのカード差し込み口にカードを差し込んで、5階ボタンを押す。5階のフロアにつくと、ルームメイキングのねーさんがアタシに気が付いてお部屋を教えてくれた。

いや〜〜〜ホンット、綺麗なホテルだわぁ。こんなマトモなホテルを安く世界のメタラーに提供してくれてありがとうInferno Festival事務局さんっ!

なんか、イタリアの15ユーロを思い出すとトテモ感慨深きモノがございます。

なんてキレイなんだ。

御丁寧にワインやらお菓子やら置いてありましたが、アタシはココで酔っぱらうつもりはないし、お菓子はまたしても会社の奥さんに『ヒコーキの中で食べなさい』と修学旅行のおやつのごとくタンマリ装備してきたので、全く必要なかったのでした。

国際電話のできるらしき電話もワインの隣にあったので日本のVodaさんに問い合わせしてみようかとトライしたのですが、アタシのデンワのかけ方がマズイのか全く繋がりませんでした。会社でナニかトラブルがあったらいつもで携帯電話にデンワ下さいって言ってあるのに!ヤヴァいよなぁ…。

電話の使い方がわからな…(涙

とりあえずシャワーを浴びに行って髪を乾かしつつ、日本からいつものごとく持ってきた『南アルプスの天然水2リットル』を荷物から取り出すと、テーブルに置いてコップにて給水しつつ、備え付けの雑誌を読み始めました。

もっとも全編、容赦なくノルディック語なのでサッパリ理解出来ません。

それでもこの国の国王は国民から愛されてるんだよっていう記事の主旨は理解出来ました。

そいからお買い物紹介の雑誌らしきインテリアアイテム?のデザインはすげぇ可愛くて、ホント散財する気まんまんにさせる北欧デザインなのでした。

このヒトがノルウェーの現国王らしい。

ほらほら、かわゆいよねぇ。

それから携帯電話とデジタルカメラの充電をすませると、ふてきは気を失ったかのようにベットに倒れ込んで…それはもう、ぐーぐー寝はじめるのでした。

気が付くと朝の9時を過ぎていました。

(あー…アタシ今、ノルウェーのオスロにいるんだよね…)

と寝ぼけた脳味噌で気が付くと、何だかトッテモ満たされた気分になったのが不思議です。

とにかくゴハンを食べに行かねばなりません。ふてきはそのマンマ外出出来るカッコに身支度をすませるとエレベーターに乗り込むのでした。

このエレベーターはカードを差し込まなければ閉ってくれません。オマケに地下一階のボタンを押してしまった、朝からアホをかますふてきでした。そうそう、コッチでは『G』のボタンなんだよな。

一旦ホテルのデカイ扉をでて、向こう側のレストランに行きます。ブレックファーストは朝の7時から始まるそうです。もう時刻は既に10時を回っていたので、お客さんはトテモまばらでした。

誰もいないんだぁ。

店員さんとか、すごく対応が丁寧でイイ感じだ。あ、食べ物はバイキング型式で種類はわんさかあります。パンからシリアルから飲み物から(酒はねーよ)魚の酢漬けからハムからタマゴからサラダから…あぁ、キリねーや。

まばらな客には上品そうなビジネス客らしいおじさんから…予測通りゴッツイ巨人族メタラーがいました。もーね、なんでメタラーってもれなく間違いなくおしなべて黒いメタルTシャツで来るのかな!アタシはもー、それはもぅ…微笑ましくって微笑ましくって…。

なんかね、愛おしいよね、そーゆー風にどこでも普通にメタルのイロを出してしまう天然メタラーってさ。…アタシ?アタシはさ、フツーの旅行客のナリしてるからわかんねぇと思うぜ?

で、どうやら思った以上にメタラーの朝は遅いようです。

アタシがオスロの地図をチェックしながらズルズル紅茶(Green TeaにLemonって奴。凄く爽やかな風味で朝にピッタリかも!)をすすっていると、入り口からどすどす足音を立ててどんどん黒くてデカイ長髪のムサクルシイ野郎どもが…このレストランへ集結してきたのです。

あら、恐い(ウソつけ)!

ここの朝食はすごく美味しい。

Inferno Festivalに集うメタル野郎である事に間違いないのですが、なんとなくふてきは今更ながら判ったような気がした事象がございました。

(スラッシュメタル野郎とブラックメタル野郎って、一見してその属性が知れるもんだなぁ)

Inferno Festival本日のエントリーはロックフェラーミュージックホールがほぼブラックメタルバンド、対するジョン・ディーがほぼスラッシュメタルバンドなのですが。

なんだろー、スラッシュメタル野郎って妙に健康的でいかにもジャラジャラさせててメタメタしいの。対するブラックメタル野郎って極めてシンプルな着こなしで、どこそこ病気的で退廃的なオーラを放ってるのねー。不思議ぃー。

そうそう、カルトUSブラックメタルバンド、XASTHURのTシャツ着てるヤツ見た時はビビったねぇー。

こんな感じで愉快?な人間観察を終えたふてきは、お皿をスタッフのおねーさんにお渡ししてオスロの町に出かけるのでした。

時刻は11時半になろうとしていました。

ちょっと、ゆっくりくつろぎ過ぎちゃったかな。天気は昨日に引き続き小雨のパラつくどんよりした天気です。まぁ、オスロだししょーがないか?

小雨がパラパラ。

これからの予定は…まずは会場下見、ヤハリこれでしょう!

ロックフェラー・ミュージックホール&ジョン・ディーの位置確認。そして前々から行きたいと願っていたオスロのヘヴィメタルショップの探索。

両者の位置関係を地図で確認するとそう離れていない距離に思われます。オスロ大聖堂に行って、3本別れた通りの真中をいけばイイような雰囲気でした。あくまでも予測だけどな。これでそう簡単にうまくイカネェ所が海外旅行における一人旅の醍醐味?だったりする。

そーゆー事を1人で考えたり実践するのって、コントローラを片手にマッピングする迷宮冒険者の心境のようで、なんだかオモロくてたまらないふてきなのです。

昨日は夜闇であまりよく見えなかったオスロ大聖堂がよく見えます。これから大通りを渡ってアッチに向います。

オスロ大聖堂。

ついでに昨夜に写真に撮り忘れてたオスロ・セントラル・ステーションの外観もアゲておきますね〜。

オスロ中央駅外観。

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