Norway遠征記 Oslo
どうやら北欧はローカルらしい 出発当日は大雨だった。
ふてきの住処の近くにある『沼』は氾濫しそうだった。
まぁ、そんなんでヒコーキが遅れるなんてナイだろうとタカをくくってしまうお気楽思考回路のアタシ。
でも雨に濡れちゃイカンよな、と思いまして定番のヘヴィ・メタル旅行用荷物に防水を施してみた。
…あまりの激しい豪雨に限り無く無意味状態ダッタんですが!!
徒歩で駅まで10分弱の電車に20分で成田空港到着だから、こんな時だけは空港近くに住んでて良かったといつも思うわけだ。
ロンドン行のヒコーキは第一ターミナルから10:55分離陸なんでホントはカウンターの開く3時間前にいけばいいんだけど。
だってねぇ、トイレが多い人は通路側がイイとか、外を観察したい人は窓側とか、あるじゃない?
シカシふてきは予想に違わず見事にネボーしたので(緊張感まるでゼロ)9時すぎに到着してしまい、見事にチェックイン行列に並ぶ羽目になってしまった。あ〜〜〜ヒトがズラズラ並んでる〜〜〜〜
ってな状態で、やたらめったら時間を浪費してしまい…大好きなスターバックス・カフェでくつろぐ時間は皆無になってしまうのでした。
『お客さま、本日は満席となっておりまして真中の席しか御用意できません』
『いやもー、ぜんぜんかまわないです』
お隣がかわゆいムーミンの出迎えるフィンエアーでした。ヘルンシキ行の客がパラパラといった感じで並んでました。
(…アッチはいいなぁ、並んでいるヒト少なくて…それにしても北欧まで9時間ってイイよねぇ…)
その後、何となく5万円をノルウェークローネにチェンジしてもらって…保険に入っておこうかな?と思ったんですが、熟考の上ヤメておきました。
ガラガラのお荷物検査に出国審査を抜けてサッサと搭乗口待ちエリアに着きました。
シッポしか見えないBA6便と羨ましいFin Air。 そこに待つのは英国人らしき姿が多いのですが、どーやら今回も団体ツアーが一緒らしく。定年退職したような年齢のおじさまやおばさまがモノスゴク元気な様子でペランペラン喋ってます。なんか、あのヒト達って会社のコト気にしなくっていいんだろうなぁと羨ましく思えてしまいます。
ゲートが開いたのでヘヴィ・メタル旅行用荷物をゴロゴロ引き摺りつつ、パスポートと搭乗券を用意。もーほとんどお散歩気分です。
(…ダイジョーブかなぁ。なんかまた失敗やらかしそうな気がするなー)
極めて漠然とそんな予感がしたのですが…まぁ一人旅だしー。自分で困って自分で何とかするさと得意のお気楽思考回路が順調に発動してしまうふてきなのでありました。
つまり、アタシは常にヒマなんです。 で、ヒコーキは北回りで欧州に向けて飛ぶのでした。
今回の経路は途中まで普通の北回りだったよ。
でも途中、西シベリアから北極圏に抜けてしまうのでした。
そんで、スカンジナヴィア半島のナップランドはノールカップ岬あたりからノルウェーを縦に縦断。
オスロの真上を横切って、北海を横切りつつロンドンに到着するのでした。飛行時間は12時間程。アタシは集中力を養う為に(全く意味不明)真中の席でとにかく寝まくり。ちなみに隣のネーサンはアタシより5つくらい年上の方でした。アタシの『地球の歩き方/北欧』を見たらしく、
『北欧に行かれるのですか?』
と話し掛けてきたの。だからノルウェーのオスロに行く事、その目的を包み隠さず話したよ。よくワカンナイって言われたけどな。
ネーサンはアイルランドに行くんだって。1年程ホームステイしていたとかなんとか、アイルランド人とケッコンしてそこに永住するらしい。
日本からアイルランド(ダブリン)への直行便ナイから、ロンドンはヒースロー空港で聞いた事の無いエアラインにトランジットして行くのだと言う。
『Air Lingus?知らないなぁ。British Airwaysでダブリン行ってナイんですか?』
エア・リンガスってアイルランドの国営航空会社らしい。ぜんぜん知らないけど。
『あるんだけど、ヒースロー空港から別の空港に移動しなくちゃいけないのよ』
…それはナニか、成田空港から羽田空港まで移動しなくてはいけないというレベル的話な感じなのであろうか。そいつは確かに面倒臭いと思ったふてきでした。
ちなみに機内食がアリタリアに匹敵するホド芸術的にマズかったですよ!
ロンドン市街を飛んでいる時はカナリ高度を落としていたので、日本語のアナウンスによると『ビッグ・ベン』とか『ロンドン塔』だの『バッキンガム宮殿』だの一望出来たらしいよ。アタシにはぜんぜん見えなかったけどね!!!
…というわけで、ちょっと早めのおやつの時間にヒースロー空港・第1ターミナルに到着しました。
ブリティッシュ・エアウェイズの本拠地らしくレッドとブルーのリボンのデザインが施してある機体がゾロゾロ並びまくっています。
これより晴れてアイルランドの住民になるネーサンに別れを告げて、アタシは荷物をゴロゴロとトランジットに向いました。
今さっき降りた機体だよ。 機内で一緒だった日本人団体ツアー御一行様は徒党を組んでゾロゾロ行ってしまわれます(笑)。さすが行動早いなぁ。
アタシは…これからここ、第1ターミナルで荷物検査を済ませてから、遠く離れた第4ターミナルまでバスで移動しなければなりません。
ちなみにすげー歩きます。
ねぇちょっと、なんであんなに遠いターミナルまで行かねばならんの!!!
これってどう考えてもオスロ行と言う品物がローカル線だからという理由しか思い付きません。
オスロってのは…ノルウェーってのは…いやむしろ『北欧』自体、アタシが認識していた以上にローカルな世界らしい。そういえばさっき機内でネーサンと喋っていたこんな会話。
『フィンエアーって機体ちっちゃくない〜?乗る人も少ないみたいだし』
『それに週3回しか成田から飛んでねぇみたいッス!使えないッス!』
要するに、日本からのスカンジナヴィア半島への直行便でさえそんな需要の無さ具合かと。
とりあえず荷物審査。2つしかない。大混雑。中国人ツアー旅行客もいるなー。なんかね、わかるんだよ、中国人と韓国人と日本人の違いってサ。
荷物審査を抜けて第4ターミナルへのバス乗り場に歩いて向う…ここで早くも日本人はアタシだけという、いかにも海外らしい状況になっているのでありました。
重い荷物をエッチラオッチラ、バスに乗って10分弱。
バスを降りてエスカレーターを上がると…あぁ、第4ターミナルは狭かった。あんまりキレイじゃない(というかヒースロー空港自体あんまり…)。
でね、さっきバスに乗ってココまできたのに、またココでバスに乗るコトに!
荷物が重いよ!と日本語でブチクサ文句垂れながら一番後ろの席に座っちゃうアタシ。アタシの隣には韓国人の営業マン?が2人座ってきやがりました。
ヤツぁ、アタシの顔をそれはそれはもう覗き込むかの勢いでジロジロとガンつけやがる。なんだよ、悪かったな人相ワルくて!キモチワルイから携帯電話覗き込むんじゃねぇよ!!
…というわけでバスにて飛行機まで移動(うえええ)。
オスロ行British Airways768便。これがまた小さいんです。しかも客が哀しいくらいマバラ。とりあえずアタシの隣には誰も乗っていないぞ!
オスロへの郵便物。 ちなみに、アタシの座席の通路をはさんで隣の席。
そこにデカい黒髪長髪男が2人座っていたのですが…あっ、着ているTシャツがメタルだよ…まさか…!
このローカル路線にアジアの女が1人っつうのはさぞや珍しいのでしょう、向こうもアタシを見て不思議そうなカオしてましたが(コッチは普通の観光客のナリですが)アレは間違い無くInferno Festivalに向うメタル野郎でした。
すでにヒースロー空港の時点でメタル野郎と同飛行機に搭乗してるオタクさに、つい感慨深く思うと共に明日のナッちゃんライヴが楽しみだとウキウキしてしまうふてきなのでした。
えーと、そんなこんなで16:35に定刻通り出発です。
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