December
ヲ 〜不敵、ドロボウに出会う〜

2004.12.30

いろいろタイヘンの一年間もあとチョイト。

日記にするとホント、微々たるもんだ。

なんと、我が人生の羽毛のごとき軽量さよ。

ソヨ風に吹かれて簡単にどっかいっちまいそうな…。

やっと今日からお休み。

そんな訳で恒例のコミケ行って来た。

えぇ…そうよ奥様、冬コミですわ。

今回は29日&30日の2日間開催だったんで行ったのは30日の方だけだったのね。

一般ゲームやアニメ、マガジン関係は全部1日目だったから今回はざんねーん。

だからグッズ関係のお買い物がお目当てです。

まぁ、今は実家に生息している状態だから

ヘンな同人誌

を大量にゲットして実家に持って帰って、

母親にハッケンされたら嫌だからね、丁度良いのよ。

シミさんと東京駅の八重洲中央口にて待ち合わせ、朝の10時。

昨日の東京は雪がシンシン降っていたので所々雪が残っている。

さぞや先日のコミケ参加者は寒かった事であろう。

グッズと言えば『手作り石鹸』である。

カタログを…

買ったまますぐ紛失してしまった(アホだよ!金モッタイ無ぇんだよ!)ので

予測の範囲で動くしかなかったが。

恐らく動物グッズのサークルや、アクセサリー類のサークルにまみれて配置されているハズだ。

たいして並ぶ事もなくスンナリ入場すると、我々は足の赴くまま東館へ向った。

『まぁ、女が集まってるトコロだよね』

そんなカンジで探索を始めると…

女の密集する所…最初に辿り着いたソコは仮面ライダー系だった。

現在放送されているのは仮面ライダー剣なので、そのサークルが目立つ。

なんかタチバナさんとブレイドくんのヤ○イらしかったのでスルーしました。

なんでそーなるんじゃい。

(薄幸の運命をその先に臭わせるハジメさんの人気はどうなんだろう)

次に辿り着いた所は少女漫画創作系でした。

相変わらず人間の人口密度が少なくて涼しかったです。

そこで某少女漫画家さんの同人誌をゲット。

ワタシが小学校の頃から好きな漫画家さんで、とても人柄もよいおばさまです。

(アタシが小学校の頃一番好きだった漫画家は竹本泉先生と松本洋子先生ダス。

今でもスゲー好き。特に『あおいちゃんパニック!』…トーオリ先生好きだー!

あー、同人やってくんねぇかなぁ…竹本先生はちとやってたらしいが)

そして次に辿り着いた場所こそが目的の手作りグッズ系だったわけです。

友人は速攻、ネコのサークルへ突っ込んで行きました。

不敵はこの界隈に存在するであろう手作り石鹸サークルを探し始めました。

はたして、1分もしない内に発見出来ました。

あのステキな香りで判るんです。

ワタシはさっそく『手作り石鹸』サークルの列に並びました。

(今回はカンキツ系もイイナァ)

などと、ボケ〜ッと考えながら。

数分後に実に不愉快な事象と遭遇するなど、

その時の不敵には全く知る由もありませんでした。

手作り石鹸サークルさんの隣では手作りのネコぬいぐるみサークルさんが

手作りの胴長ヒョロヒョロネコ人形を数体、売りに出してました。

(ヤベェ、アレあたしの家のソファにおいたらメチャクチャ癒されそ…

ってゆーか随分とカワユイじゃねーか…うーうー2500円か…ほ、ほし…)

そこへゴロゴロと小さな旅行鞄を引き摺った少女がやってきて、

トテ〜モ気に入った様子で胴長ヒョロヒョロネコ人形を手に取って検分している。

その様子を、売り主の女性がドキドキしながら見ている感じ。

(んーと、あ、アタシこーゆー雰囲気ってスキだな)

そんな状況を微笑ましく感じていると、そんな状況の背後より

ゴスロリっぽい格好の23,4のコがやってきてワタシの左横に並びました。

彼女はセミロングの髪を二つに分け、

みつ編みに結って可愛らしい赤いチェックの大振りなリボンをくっつけてました。

(カワユイコだな〜)

と観察していたら、

彼女はおもむろに右手を前に並んでる兄さんの肘下から前方に差し入れて、

『ローズマリーとカモミールの石鹸』をひょい、と取り出しました。

で、検分するフリをしつつ自分のバッグにすぽん、と入れちゃったんです!

そして驚くほどすばやく遠ざかってゆきました。

ワタシは思いました…

(ウソでしょ〜…こんなカワユイ格好したうら若き乙女が…)

で、だんだんムカムカしてきちゃいました。

サークルのお姉さんに事情を説明し、注意したほうが良いですよと言うと、

逆に何故かお姉さんに深々と謝られちまいました。

不敵はアセりました。

「イヤあたしはヤツを捕まえられなかったし姉さん謝るこたぁ全然無い」

と言ってから、アタシは無性にあのヒトをバカにした女を捕まえたくなってきました。

で、目の前にウロチョロしてるホシを見つけました。

なンかどーも、あのウロチョロ具合と先程の手練(?)。

これからもアチコチで盗むのかも知れない…と思うと

もぅ、いてもたってもいられない元来おせっかい性分のオレ。

捕まえに行きました。

そして彼女の肩をチョット強めにポンと叩き、

「ねぇ、アナタさっきの石鹸お金払ってないでしょう」

と言いますと(他にもっと上手い言い回しないのか自分)彼女、

「…ウソー…」

とか明後日の方向向きながら言うんです…ムカツクー。

で、シラをきられたらきられたでかまわねー位の勢いで不敵が

「目の前でソレ見ちまったコッチは

メッチャクチャ気分悪いんですけど」

とか

「そんな事されっとサークルさんのヤル気も

メッチャ萎えると思うんですけど」

…など、

ついつい大人気も無く怒気を込めながら言うと、

彼女は無言のまま歩き出しサークルへ向かい、品物を『コッソリと』元の場所に戻すのでした。

んで、アタシに向き直って

「返しました」

*

*

*

不敵は思いました。

*

(……それだけかよテメェー!!!!!)

てなワケで、今年最後の罵詈雑言をイッキマース!!

+

あの年頃の人間が、モノゴトのケジメの付け方ぁ知らねぇなんざクソ人間の見本だ。

もぅね、サークルの人にキッチリ詫び入れて、品物を返すなり代金払うなり、

筋通してからコッチ振り返やがれこのクソガキッ

と1発ブン殴って…あーいやいや、引っ叩いてやろうかと。

つーか謝るって事しらねぇのか。

なんなんだよその中国の某駐日大使並みの品性を伺わせる横柄な態度わよ。

もしかして、盗人行為が悪い事だっていう善悪の基本道理もワカンネェ、

上○動物園でエサの取り合いしてるよーなサル並の人間性のなのかしら?

んなワケねーよな。

『返しました』まで、アタシとずっと目を合わさなかったもんなぁ。

ヒトの目を真ッ直ぐ見て話せねー人間ってのは、

だいたいが後ろめたいモンを抱えてるヤツって相場が決まってンだよ。

ちゃ〜んとわかってんだよなー、自分のやった事がどーゆー事かって。

はぁ。

なンか空しいなぁ…。

あんなカワユイ格好した女の子だったのにー。

もう、カワユイ女の子は信用できませんです…(T_T)シクシク

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