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～不敵、映画を見に行く7～
『不敵、映画を見に行く６』はコミケの日記でつけたという事で。
えーと、今回は。
トテモ恥ずかしいのですが…その…。
劇場版デカレンジャー～フルブラスト・アクション～
劇場版仮面ライダー剣～Missing Ace～
こんなん観に行って来ました。
それはもう恥ずかしく、日記につけるべきか否か！
訳もなくメチャクチャ悩みましたけど。
ま、いいや（笑）！
事の発端は既にカリブ海へ行っているはずの友人Sからのメールでした。
どこのオタク野郎だと差出人を確認して、再び驚いた不敵でした。
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Sかっ！？
なんでアンタ日本にいるのよ！
もう今頃はカリブ海に浮かんでいる
予定じゃなかったっけ！？
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…だって、携帯電話に海外からメール入れられないでしょ～？
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日本郵船がアタシのビザ用意するの
忘れてたんだって！
今月終わりまでヒマなの～！
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ビザの用意するの忘れるなんて…
なんか、とても、基本的な所を、忘れる会社ですね。
灼熱の太陽が照りつける中、イタリアの土産を持参して上野に向う。
オウチから１本だから楽です。
『フテキちゃんみたいなオタクの友達がいてくれて良かったわ』
Sは性懲りもなくこんな事をのたまう。
不忍池ほとりの映画館はガラガラだった。
待ち合い室ではホビッツが運動会のように走り回っている。
保護者達は早くも疲れ果てて椅子にこしかけてグッタリしている。
ホビッツを引率すると言う事は物凄い精神力と体力を費やすのだろう。
『…』
『…』
そりゃ判るけど、でも、僕等のイス周囲を根城に追っ掛けっこするの、
止めて欲しいとか思っちゃうのは仕方ないわよね。
不敵はイタリアの空港で買った七色のマカロニを差し出した。
『はいー、イタリアの土産』
『わ、有難う☆１人でいっちゃうなんて凄いよね！
アタシMちゃんとも話してたのよ！
イタリアで暴漢にあっても不敵ちゃんなら
合気道で投げ飛ばしてくるだろうって！』
『いやそれ、絶対無理だから』
『で、どーだった？イイ男いたいた？？』
『…ひっひっひ…』
こんなどうしようもなく馬鹿な話をしていると、
アナウンスと共に劇場の入り口が開いたのでした。
アタシ達は対象年齢層ではないので。
軽く配慮したつもりで後ろの席に座るのでした。
で、更にすぐ後ろの席にはお父さん2人+男の子２人+女の子1人が座ったのでした。
私達は折角謙遜したのにィと実に居心地が悪く思うのでありました。
後ろに座っているのでその表情はわかりませんが、
どーやらお父さん２人はオトモダチらしい感じです。
男の子コンビが嬉しそうにはしゃいでいます。
劇場版デカレンジャー
～フルブラスト・アクション～
何の事はない、いつものノリ（見てるんですか）の内容デシタ。
ハッピーエンドで短いので実にスカっとした後味でありました。
『…ナンセンス！ってアレ何よ…』
この作品の軽快なノリにSは付いてゆけない様子です。
後ろに座っていたお父さん2人+男の子２人+女の子1人のお父さんが
しみじみ語っていたので我々は耳をダンボにして聞き入ってしまいました。
『デカレンジャーは良かったよな』
『…問題は次の仮面ライダーブレイドだ』
『憂鬱だな』
『長男は仮面ライダーを楽しみにしてるからこれで帰るって訳にいかないし』
『おまえ、ミサちゃん（女の子の名前らしい）連れて外で待ってたらどうだ？』
『いやダメだ、ミサはそーゆー差別を嫌がるんだ』
Sはボソリと呟きました、
『アタシはブレイド君目当てで来てるのに！』
そうこうしているうちに始まってしまいました。
劇場版仮面ライダー剣
～Missing Ace～
照明が消えて会場が闇に包まれます。
『ミサ！今の内に寝てしまいなさい！！』
なぜか後ろのお父さんは必死です。
そんなにブレイドってコドモに悪影響甚大なのかよ。
しかし１０分程で後ろからスヤスヤと気持ち良さゲな寝息が聞こえて来ました。
…ホントに寝てるし！！！
内容はねぇ。
TVシリーズ終了後って設定の世界で
再び世間にしゃしゃり出て来たショッカー…
もとい！アンデッドを数印する為に編成された新たなライダー戦士一行、
復活する超でっかいアンデッドにどう立ち向かう剣崎くん？？？
てな内容デシタ。
ハジメさんの自己犠牲でムショーに哀しくなってきちゃってねぇ。
（ロリコンだと馬鹿にしていたけど…アナタってトコトン報われないのね…）
不敵はとことん可哀想なハジメさんに好感度が少しアップしてましたが、友人Sは
『ブレイド君がちゃんと主役してた～vv』
とハートマーク語尾に付けて大はしゃぎでした。
もういいから、そのままカリブ海へ旅立って下さい、
今度こそ。
それにしても、こんなアホな日記つけてていいのだらうか。
読者の方々、『くだんね事つけんな』って怒らないで下さいね。
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