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December
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ヲ 〜不敵、映画を見に行く9〜
2003.12.19
ラスト サムライ
を見に有楽町へ行ってきました。
ウィザードリィ大好き人間が行かない手はない外人サムライ!
同行のHは
Interview With The Vampire
時代からのトム・クルーズ狂。
不敵はトム・クルーズより渡辺謙氏に期待してたんですけど。
(TV版の梅安がサイコーだったから♪)
トム・クルーズの方は軽いイメージあったんで、期待しなかったッス。
前日に指定席券買っておいたんだけど、ほぼ売り切れ状態だったのね。
2階席の右寄りは周囲ほぼ御年配の方々でムッシリしておりました。
ところで不敵、各方面より
『涙ボロボロ』『泣ける』『感動』
との感想を
聞いておりましたので、バッチリ
特製手拭い
を膝の上に用意。
さぁ、バッチリあたしを泣かせとくれ!
意味もなく気合いを入れつつ、かくして上映は始まるのだった。
ネタバレご免、
感想です。
明治天皇の時代。
米国でインディアン粛正軍隊に参加していた
主人公
オールグレン大佐
は、非道の殺戮記憶に心が傷だらけだった。
酒浸りの毎日を送る彼の元に、突如としてある仕事が舞い込んでくる。
それは近代化著しい日本で兵隊達の指導してくれという内容だった。
大海原…そして、
近付く横浜港のバックには、
巨大なフジヤマが!
ありえねぇ…
ケド、こりゃ分りやすいや!
なんとな〜く日本へ赴いた彼は、謀反人征伐隊を指揮する事になるが、
そこで遭遇した鎧武者軍団に返り討ちに遭い、本拠地の吉野の村へ連行されてしまう。
素敵なシ−ンでございました。
蒼い靄のかかった、
ちと日本離れした
草木生い茂る幻想的な森林の中で。
遠くから次第に近付く鎧武者軍団の気配…
やがて雄叫びと共に勇姿を表す、
戦国時代そのマンマ
の甲冑鎧武者の一団!!
関ヶ原の戦いか、大阪冬の陣か、はたまた桶狭間の戦いか。
明治の時代に
そりゃねぇだろう
とアッケにとられるも、話は続く。
鎧武者集団のボスはかつて明治天皇直属の長老軍団のメンバーだったという
渡辺謙扮する
勝元氏
。
オールグレン大佐
はそこで生活を送るハメになるが、
やがて地元民の生活風習と心意気に触れる中で、
インディアン粛正時代に受けた心の深〜い傷を癒す事になるのだった。
村の人々の平穏な生活…
女性達は田畑を耕し、子供達は屈託なく遊ぶ。
男達は常に武芸の技を磨いている…すなわち、
弓道、剣道、古武道
(小手返しやってた)
等々。
縁側では茶道をたしなむ日本人の精神も忘れない。
もう怒濤の日本文化紹介シーン。
フジヤマ、ハラキリ、ゲイシャも忘れません。
日本人として何だか
すっごくこそばゆかったです。
やがて
オールグレン大佐
は米国の思惑に乗せられる時勢に対して
絶望的な戦いを挑む
勝元氏
と共に出陣をする事になります。
ヒロインの
たかさん
に亡き夫の赤い鎧を装備してもらう
オールグレン大佐
。
うわぁあああん
全然似合わないよぉおおお
ウィザードリィの白人男性サムライってきっとこんな感じなんだろう。
何だかスッゴイ複雑だわ…
ここの着付けシ−ンはイロッポイ唯一のシーンですが。
あからさまな
たかさん
とラブラブなシーンじゃなくて正解。
最後の
勝元軍団VS皇軍シーン
は『天と地と』を彷佛とさせる大激戦。
真田広之演じる
氏尾氏
の死に様は
絶品!
体中に傷を負い、
死相の形相で
阿修羅のごとく立ち回るその様は圧巻。
やがてアメリカ産の新兵器によって
勝元氏
の軍団は壊滅。
勝元氏
は
オールグレン大佐
に頼んで己の命を絶つのでした。
タイムリーにも、目の前に花びらの舞う桜が…
『パーフェクトだ』
(By勝元氏)
最後まで英語を喋って絶命するその姿に、周囲の皇軍は敬意をもって見守る…
満身創痍になりながらも
オールグレン大佐
は生き残りました。
Hも隣に座ってたオッサンも
『何で生きてるんだ!おかしいぞ!』
と
叫んでましたが、物理的な問題はさておき不敵にはなんとなく判る気がします。
今年最後に見た映画としては大満足、
かな〜りオモシロかったです。
セブンイヤーズ・イン・チベット
を思い出したな。
ツッコミ所満載ですがあくまで国際向けの映画なので
判り易くする為の
多少のアレレ
は仕方ないと思われます。
この映画はおそらく外人だから制作できたんだろうな。
こっぱずかしーほど純粋な目で見たサムライを、
敬意を持ってストレート過ぎる程に描いている。
それに対して白人のインディアン虐殺を冒頭に持ってくるあたり、
かなり米国市場に挑戦的かと思いましたが
案の定、米国の主要メディアは酷評しとります。
一般人は『良い!』『悪い!』が極端に別れ、真中意見が少ないそうです。
ところで、
映画館から出た不敵はトム好きモードになってました。
Hは渡辺謙ラブラブになってました。
その後、銀座にホテルをとって夜中までHとバーで酒をのみかわし、
『トム氏のここが良かった』『渡辺氏のココが魅力』
という、どうでもいい激論を大展開(ホントーにしょーもない)。
久しぶりに気持ちよく酔えました。
てか、泣けなかったぞ!
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