October
ヲ 〜2度目の富士急〜

2003.10.18.19

Fとパイレーツオブカリビアン観た後、

近くのバイキングレストランで夕食をとっていた時に、

以前わたしが富士急ハイランドのジェットコースターで顔が歪んだという事を話すと、

是非連れて行って頂きたいと所望されたので、また行って来ました。

…キツかったー…

朝4時半に家を出ました。

新宿へ6時半までに着かなきゃならんのです。

天気は嫌な曇りでした。

なんとか無事新宿のバス乗り場でFと会うと、

さっそく富士ゴコ行きに乗車。

他の客は河口湖の紅葉を見に行くらしい年輩の夫婦などが多かったです。

とりあえず不敵は、去年の教訓によりとっとと車中爆睡しました。

目的地に近付くと、我が国の誇る霊峰富士が見えるはずでした。

しかし天気は増々あやしくなり、富士は裾野が見えるのみでした。

『みてくれ、この天気…何だかとっても嫌な予感がするぞ…』

『だな…君とアタシのコンビじゃな…不運を…もとい暗雲を呼びそうなモンだ』

不敵は何としても去年乗り逃したドドンパに乗ってやると息巻いてました。

我々はまず軽くフジヤマに乗って(Fはすっげー喜んでました)さっそくドドンパ。

一時間半待たされました。

待つ間ってヒマなわけよ。

アタシらってもう若くないわけだし、そんなキャピキャピ出来ないのね。

そんでしんみりと話す会話が…

『満月の夜ってアレだよね、発狂しそうにならない?』

『君はいっつも満月期になるとそーゆぅイカレたメールを携帯に送って来るね』

『しょーがないよ…ホラあれだ、我々って犯罪者予備軍だし

『あぁ、"射手座の人間は無差別殺人を起こす確率が一番高い"ってあの分析?』

(不敵とFは共に射手座である)

『射手座って理性が薄いのかな…仕方ないのかな、半分動物だし。下半身ウマだし!』

『そーいえばアタシは13星座で言うと蛇使い座なんだよ。ある意味半分動物?』

『そーいえばオマエ、変温動物だもんな…』

…てな具合で。

いかに実生活で疲弊しているか判るよーな会話ですねぇ。

そんなこんなしている内に順番が回って来た。

  カウントダウンの後に続く轟音。

ドッカン!

172キロの速度でブッとんでゆくのです。

『…!!!!』

『…!???』

もう声も出ませんし、すさまじいインパクトで手も上がりません

それで、そのスピードのまんまグルーッと回り込んで来て、

あっという間にほぼ垂直にテッペンまで昇って

あっという間にほぼ垂直に落っこちるのです。

呆気無い1分足らずだったのですが、メチャンコおもろかったです。

しかし、ドドンパ直後に大雨

『…ナニコレー!おまえの呪イのせいだろー!』

『…君がどっかで何か間違って良い事でもしちゃったんじゃないの…』

仕方なくホテルに戻ってレストランの昼飯。

雨は一時間強で小雨になりました。

懲りない我々は傘を片手にガンダムに向かって突進するのでした(苦笑)。

結局8時まで遊んだのですが、

最後はたかが回転ブランコによって三半規管をヤラれ

2人してフラフラになってホテルに辿り着きました。

死ぬかと思いました。

夕食の中華のフルコースはあまりの気分の悪さによく覚えてません。

グロッキーなディナーを終えて部屋に戻った不敵はすぐ風呂に入って寝たくなりました。

『あたし、一足先にひとップロあびて…およ?』

『…ぐうぐう…』

ベッドの上でいっそすがすがしい程に即死しているFに呆れながら、

不敵はデッカイバスタブにお湯をはって、ルンルン気分で身を沈めるのでした。

…しかし何か変だ。

ごく微量だがどっからか、チョロチョロと水の音がする。

おかしい。

お風呂のお水はもうキッチリしめてるし、

他に水なんか使って無いぞ。

どーも、バスタブの横のトイレからのようだ。

不敵はおそるおそる、バスタブから手を伸ばし、フタを開けた…。

なんと、そこは洪水だった!

そして今にも決壊寸前であった。

不敵はバスタブに身を浸しながら、瞬時に勝手に脳内妄想。

トイレから溢れる水によりビショビショになるホテルの部屋、廊下、階段。

思わず絶叫した。

『しししし、死ぬー!』

(死にません)

慌てた不敵はグルグルとその身にバスタオルを巻き、

ユニットバスから転がり出ると

いまいましい程に熟睡しているFを叩き起こした。

『しししし、死ぬー!』

『ああ"?何言ってンだ!』

安眠妨害されたFも決壊しかかっているトイレを見て絶叫。

『うわー従業員を電話で呼べー!』

従業員によるとタンクの故障で水が際限なく出る状態なんだそうです。

修理屋さん呼んでクダを取り替えないとなおらないとの事で…

我々はいきなり部屋を変える事になりました。

富士山側の3人部屋で、広くてちとラッキーだったかもしれません。

だって、次の日の朝、部屋のカーテンをあけると…

『晴れてるー!』

富士は晴れたり日本晴れ。

感動して窓に張り付く不敵に、Fはぽそりと呟きました。

『…昨日はあれだけ雨降りまくって寒かったのにな…』

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