September
ヲ 〜不敵、暇つぶしのネタにされる〜

2003.9.19

金曜日って週末じゃないですか。

1週間の疲れが脳髄までミシミシと侵蝕、って感じ。

それで午後3時過ぎると、もう脳の回転がニブって集中力ダウンすんの。

ふと外を見遣ると日も落ちてイイ感じだったから、外に出る事にした。

行き先はほぼ毎日でかける○×書院。

編集さんから呼ばれてたし、大切な書類を届けるのね。

過ごし易い風を突っ切っりたかったので自転車。

この時間帯になると、

商店街のお店の子供達が都会の下町の狭い道で遊んでる。

だから自転車の運転には用心しなきゃならん。

不敵は一年ちょっと前に事故っているから尚更気になるんだよね。

本郷三丁目へ、所要時間は10分かな。

○×書院の5階でチョチョイとお仕事。

『校正終わりました〜異常ナシなのでこのママ進めて下さい』

書類を編集さんに渡して、エレベーターに乗り込み1階ボタンを押す。

しかしエレベーターは3階で止まり、乗り込んできた人が2人いた。

『あ、Sさんお疲れさまッス』

この50台初頭のスレンダーなおじさまは不敵がこの業界で駆け出しの頃

色々お世話になったこう、『ぽや〜〜〜ン』系のおじさまである。

『おう、元気?これから彼と喫茶店に行くんだけど一緒にどう?』

『はぁ』

彼と言うのは後ろにいらっしゃる30才くらいの男性だった。

出入りの印刷業者の営業で(大変だぞぉ)マジメそうなぽっちゃりにーさん。

この印刷会社は不敵の受け持つ仕事に直接かかわりがない為、

ソンナ印刷会社ガイタノカ、と初めて知った(そんな事、言わないけど)。

『これから会社に帰る所なんでしょ?ちょっと寄ってきなさいよ』

と言う訳で正面の某有名喫茶店に連れ込まれてしまった。

これくらいのおじさんに付き合うと、大体振られる話題も決まってくる。

すなわち、

『今付き合ってる人はどんなひとなの?』

『何時結婚するの?』

『不敵さんて何歳だっケ?』

予想通りの余計なお世話だわ。

いいんだけど。

こんなモンだって事ぐらい判ってるもんな。

いいんだけどさぁ。

なんで勤務中にアタシ、こんなトコでこんなコト、

笑ってケムにまかなきゃならんのよ。

んで、

『もし彼が独り身になったら付き合ってあげてよ』

って、なんじゃらホイホイ!!!!

『ちょとSサン!そんな縁起でもない事いっちゃあ、いけないッスよ!』

印刷会社の営業ニーサンはコメントに思いっきり窮してたぞ。

で、4時半頃にやっと解放される事になりました。

その時のSさんの台詞が忘れられません。

『よ〜し、そろそろ出ようか?

今社に戻ってブラブラすれば終了時刻だしょ〜!』

…もう不敵は顔にタテセン入れながらタメ息が出ました。

『…そーっスね…』

お…おじさん…

貴方の午後の暇つぶしの為に僕らをこんな所に連れ込んで

一杯の珈琲で不敵と営業のニーサンをさんっざん

オチョクってくれたんですね…

その後、おじさんはこんな事も言ってきた。

『不敵さん、今度飲みに行こうか!』

(ぎくんぽ!)そうですね!』

このおじさんと2人で飲みに行きたくはない…つ、疲れそうだもん…

『○×広告社の面々も誘って行きつけの『おくちゃん』ででも!』

そろそろ営業スマイルもマジックポイント低下で(元々少ない)

ヒビが入ってきた不敵なのでした。

あぁ、世の中はなんて平和なんだ…

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