ヲ
〜忘年会の季節だからな〜
というわけで某大手出版会社の忘年会であった。
数多くの同業社が集まり、大真面目でカタっ苦しい会議が行われた。
その後に忘年会が行われたのだった。
いや〜参った参った。
なんていうかさぁ。
いや〜。
だからさぁ。
オヤジ!
太股撫で回すんじゃねぇよ!
キキキ キボジワルイ ブルブル…
(…おいおいやめろって!やりたいならそういう所行けよな!)
息を吹き掛けられ、肩を抱き寄せてきたオヤジにブチンとキレた不敵。
「わたし、触ってくる手にはヒネリ技かけたくなるんです」
(我ながら爆笑モノのこじつけだな)
もー我慢出来なくなったアタシは、
その手を丁寧に摘まみ上げ、
ニ教のヒネリを力一杯コンチクショウとかけてやった。
オヤジの左手は存外に柔らかかった。
アタシ、本当は合気道の技なんかこんな愚行に使いたく無い。
…でも、
立ち技で場所があれば、もっと…(冷笑)
え?その位無視しとけって?
そんな貴方は是非一度ヒゲオヤジに撫で回されてみて下さい。
大体アタシはそんな大人じゃないし心も十分狭い人間だからなァ
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