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～そうかもう忘年会の季節か～
たいむいずあろう。
あっという間に11月で、
世間はそろそろクリスマスムードを醸し出し始めてる。
やだなぁ、また年を取る季節になるじゃないか。
と思っていると忘年会のシーズン到来なのである。
てなワケで合気道の印西道場の忘年会。
稽古はサボリ常習犯のクセに、
こんな時にちゃっかり出てくるなっつーの、アタシ！
幹事が企画した『ビンゴゲーム』では各自不要の中古商品
をアタリとして持ち寄ったのでした。
候補として不敵が作った同人誌という案も出たが却下だ却下！
それで考えた。
CDならたくさん有るぞ。
でも普通のおじさんやおばさんにメタルなCD…なんて酷過ぎる。
シャレにならないじゃない…あぁ、そういえば
マライア・キャリーとマドンナの全然聴いて無いアルバムがあった。
それを用意して、ちょっぴりメタル心を出して
WITHIN TEMPTATION(オランダ産のゴシックメタル)を混ぜてみた。
割と不敵の周りで一般受けしてたAFTER FOREVERとドッチにするか迷ったぞ。
『クククク…これで男受けも女受けもする事うけあい…
十分普通のプレゼントになったじゃないか』
不敵は自己完結してそれを宴会場に忍ばせたのであった。
「え？不敵さん自主出版の漫画持って来なかったの？」
そんなもの恥ずかしくて一般の人々の前に持って来れるか！
と思いながらも笑って誤魔化すアタシ。
てゆーか
コミケ族を思いっきり自らカミングアウトしてる自分が悪いか。
幹事は不敵の忍ばせたCDを見て喜んでいた。
『ヘビメタだ！ヘビメタのCDだ！』
違うっつ～の！
何故マライアやマドンナが『ヘビメタ』に見えるのか理解に苦しむ。
てゆーか
メタル族を思いっきり自らカミングアウトしてる自分が悪いか。
不運にもビンゴで不敵の持って来たCDを当ててしまった青年は
貧相なビニール袋にくるまれた中身を一目して、訝しげに聞いて来た。
『あいすくぃ～ん？コレがヘビメタですか』
う～んまァメタルなんだろうけど…
アデルの美しいソプラノ、素朴で透明な旋律。
コレをヘビメタって一般市民に刷り込んで良いのだろうか？
そりゃアルバム名でWITHIN TEMPTATIONっていう
オランダのバンドなのさ、とぞんざいに説明する。
しかしヘビメタって一般市民にはてんで縁が無いのね。
だからどんなものか興味が適当にわいちゃうの。
ヘビメタってラベル貼ったアイアンメイデンでも
持ってくれば良かったかなぁ。
その後の宴会では師範に数回に渡り
『稽古をサボるな！』
と言われちゃいました。
『スイマセン頑張って出ます』
って言ったラ
『いや頑張らなくていい』
と言われて、かな～り気が楽になりましたわ。感謝。
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