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～バカ力のつもりは無いのに～
よく、稽古で『不敵さんは力があるよね』
と組んだ相手の人に言われる事がある。
まぁ確かに、男相手には手加減はしない。
自衛隊のイカツイお兄さんと呼吸投げするときとか。
『相手の弱い方向』『腰の力』『体の回転力』『呼吸力』
という理屈を使っても通用しないのなんかヒャクも承知だ。
ついでに、力一杯発散してスカっとしたいな♪
そんな気持ちが根底にあって、ついついイケナイとは思いつつ…
フルパワー全開で投げてまう。
…ダメっすか？…いいやん、相手は強靱な戦士だし…
でも、普通の男性相手に力を使ってるつもりは無いよ。
それなのに、今日は言われてしまった、しかも投げ技でも何でも無い、
稽古最後の呼吸法で。（整理体操っぽいものです）
お互い向き合いで正座して、両手首を掴んで抑えてもらう。
ほそ～く息を吐きながら相手の腕と自分の腕が１本になったイメージ
を描きつつ、自分の両腕を真直ぐ伸ばし、相手の体勢を崩してみる。
相手の上半身が浮いて両脇が空いたら一気に両腕を天地に開く。
同時に膝を進め、相手の体を左右どちらかに押し倒す。
…この腕を天地左右に開いた後が苦手なんだ…
まさに『押し倒す』感じで乱暴なんだよなぁ。
乱暴なのは嫌っス。で、前はゆっくりやってたのに。
先生に『両腕を開いた後の力の流れが断ち切れてる』
と注意されてしまいまして。
だからもう『そのまんまの流れで押し倒す』状況で今に至ってます。
…あぁ、上半身の全体重かけてんなぁ。
こんな感じです。
とにかく、今日は呼吸法で組んだ相手のBさんに
『不敵さん、力ありますよね』
と言われてしまったが、
『いや、自分はそんなつもりはないんですよ』
…と、あくまでも力技のつもりが無い事を弁明した。
しかしBさんは納得しなかったらしい。それどころか、
『毎日、筋力トレーニングしているんですか？』
＞してないッス！そんな事思い付かないし！
とまで言いだす始末。ついアセってしまった不敵は
『いや、体重かけてるだけですよ、あたし重いですから…』
…と、申し訳なくも恥ずかしい弁明した訳で。
シカシ
ここまで言われると流石の楽観主義不敵も
『何で？何でそんな事いう！？もしかして無意識の内に
そんなに無理矢理な力全開にしてるのか自分！？』
と真剣に悩んでしまうじゃないか…。
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