Italy short-term stay notes * Part-2

日本へ帰還

結局眠らず出発

ふてきのトンマでボケのせいでホテルに戻るのが激しく遅くなった為、どうも寝ている時間がないような気がします。つーか寝たら間違いなくネボーする、絶対に。飛行機に乗り遅れるなんてマンガみたいなトラブルは…トラブルはもうイヤよー!

そーゆーわけで一睡もせずにホテルをチェックアウトして駅に向う事としました。ホッペタが落ちる程うまい朝食を頂けなくてザンネン。

けど、不思議と眠くないんだよね。お腹も減らないし。よっぽど海の幸イタリアンフルコースが効力を発揮しているんだろうね。

宿直担当のおじさんは、まだ暗さが残るうちにチェックアウトする我々を丁寧に見送ってくれるのでした。

早朝のオスティエンセ駅。切符はやっぱりキヨスク?みたいなお店で買います。

期待通りにエスカレーターが無いので荷物をエッチラオッチラ、階段を降ります。こんなに朝早いのに、既にフェウミチーノ空港までの電車はコミコミでした。テルミニ駅からばんばん客が乗ってくるんだろうな。仕事っぽい人が多かったね、そりゃあ、平日だから当り前かな。

空港駅に到着すると、一気にビジネスマンがゾロゾロ列をなして降りて行きます。アタシはのんびり最後尾からのんびりいこうとコンパクトに縮んで待ってました。

しかし、のんびり過ぎてターミナルを間違えて到着のエリアに行っちゃいました。

20分くらい歩く羽目になってしまいました。何とか迂回すると、やっと出発のターミナルBに辿り着く事が出来ました。もうこっからすごいヒトヒトヒトの軍勢で行列があちこちに見受けられます。

かすむ目をこらして見間違いながらもエールフランスの搭乗便を探し、チェックインをすませると、となりのカウンターでは大量の日本人が列を作っていました。

アレはKLMオランダ国際空港のカウンターです。おそらく団体様ツアー客で、アムステルダム空港乗り換えで日本に帰国する人々です。

大渋滞の出国審査も済ませて、搭乗口に辿り着くとうまい具合に時間が余ったので、会社に持っていく用のオミヤゲを買い漁る事にしました。早めにホテル出てきて良かった、けっこう買物を堪能出来たもんさ。

なんかねー、やっぱりパスタなんだよね。イタリアだもん。でもパスタソースのビンが重いのよね。アタシは今回そんなにオミヤゲに固執していなかったのですが(前回冒険者も真っ青の荷物持ちになっちまったかんな)、Rさんはアタシの2倍はゲットしてました。

突然変わった搭乗便

とりあえず搭乗口の椅子で待っていたのですが、なんか様子が変です。だって座って待ってる人々が他にいないんだもの。

思いきって搭乗口でナニヤラ仕事をしているお姉さんにナンチャッテ英語で聞いてみると、なんとアリタリア航空との共同運行にイキナリ変更されてしまい、搭乗口が変更になってたんだそうな。

あらあら。なんでそーゆー煩わしい事するんだー。

ゴロゴロ荷物を引張って、その変更された搭乗口へ向うと…あー、いるわいるわ人間が、雲霞のごとく待ってる。日本人も数人いるな。

長蛇の列を作って待っているので、もう一度よく確認して間違えない事を確かめて並びました。まぁ座席なんかチェックインした時点で決まっているので急いで並ぶ必要なんかないんだけどね。

今度の便では右の窓際の席だったので来た時と違う風景が見えるはずです。

『…もうこんないいかげんでアチコチ壊れててゴミのたくさん転がっている町はイヤダヨ…』

というわけで、10:20にフェウミチーノ空港を飛び立ったヒコーキは、それはもう勢い良くグルグル回りながら高度を上げまくって…地中海の上を一路フランスにむけて飛行するのでした。

1時間弱でアルプスに到達します。スイスです。大好きな山々の光景。

アルプスのあたり1。

なんか、マッターホルンがみえてますよーとアナウンスがあったので写真を撮ってみたのですがイマイチわかりません。

素敵な風景を眼下に、すごくイイ気分。

アルプスのあたり2。

こんなゴツゴツ岩の山間部でも、よくよく目をこらすと岩にはえているコケのように人間の集落を確認出来ます。高山病になりそう。

それから更に1時間北上するとやっとフランスに辿り着きます。

フランスのあたり1。

このヒコーキの機長はカナリ旋回飛行マニアらしく、グルグル回りながら、こう、ぐああああああぁああっ、と一気に高度を下げていきます。

こうして、10分ばかし遅れつつですが、ミルミル内にシャルル・ド・ゴール空港に到着するのでした。

あー恐かった。

空港内を一目散にダッシュ

到着がただでさえ遅れ気味なのですが、この後のトランジットは思いっきり慌ただしくなってしまいました。

まーね、もともとトランジットする時間が40分しか無かったんですけどね。だからスルスル物事が動いて欲しいのですが…

誰だよバス乗るのに何時まで経っても出て来ないタラタラしてる人わ!

通常では、ジャンボ機以外のサイズのヒコーキってゆーモンは遠くに降りちゃってバスで運ばれる事が常套手段なんだそーです(ツアコン友人談)。

というわけで、我々は荷物をゴロゴロ引きずりながらあのダダっぴろ〜い空港を懸命に歩きました。ゲートでは人間が大量に…そう、まるで大動脈瘤、血栓のようにたまっていて遅々として進みません。

『エールフランスなんかもう使わん!』

とRさんが冷静に焦っていました(意味不明)が、ヤハリふてきはどちらかというとマイペースでした…。

(ま、乗り遅れるってこたぁねぇだろ、何とかなるさ)

というお気楽思考回路です。カナリ海外標準ペースに毒されてきたのだと思います。後ろにいた日本人のビジネスマンらしき2人にどーかしらと聞いてみると、

『ダイジョウブでしょ』

と、不思議な顔で返答してきました。

そう…焦っているのレベルが違う人がアチコチにいるのです。マジでヤヴァイ人達が名前を連呼されて疾風のごとく我々の横を走り去って行きます。アレがヤヴァイという状況なのでしょう。

ちなみにこのビジネスマン2人組は慣れっこみたいで、これは成田空港に向う便なのに大阪の空港に帰るんだとか何とかおっしゃっていました。

ん?フランスと大阪って直行便ナイんですか????

まぁとにかく、またしてもバスで移動して搭乗するハメになっちまいました。こんなにデカイ、欧州のハブである空港のハズなのにまだまだ拡張の余地がありそうですナ。

やっとおウチに帰れる飛行機はパリを離陸しました。

帰国の際の所要時間は行の時間より1時間30分も短縮されます。コレが大きいんだわ。恐るべし風の力!

フランスのあたり2。

ふてき、グッスリ寝れる

行は南回りでしたが、今回は北回りで飛行するみたい。どーゆー基準で決めてるのかしらねー?

そういえば、飛行中ほぼずうっと泣きわめいてる赤ん坊を連れた夫婦が前の方にいたんですけども。あの鳴き声がやかましいのは仕方ない事けど、あそこまで脅威の長時間泣きわめくって事は…どっかビョーキなんじゃかいか?と余計な心配しちゃいます。まぁ、あんな不自然な気圧の中で十時間以上いるのはコドモにゃ苦痛以外のナニモノでもなかろうよ。

フランスのあたり3。

通路側に席をRさんに交換してもらったんですが、それまでは下界の田園風景を写真におさめておく事にしました。絨毯みたいでキレイだね。日本はもっとコマゴマした、さながらタタミみたいなんだよね。

というわけで、下記のごとく羅列しておきます。

ドイツのあたり1。

ドイツのあたり2。

ドイツのあたり3。

ヒコーキの最後尾ではソフトドリンクとカップラーメンのいただき放題だったのですが、トマトジュースが絶品でした。なんか、スッパイものに飢えてたんだきっと。海外旅行必需品のウメボシ持っていくの忘れてたもんなぁ。

座席にけっこう空きがあって、アタシの隣のOLらしきおねーさんが別の席に移動して行きました。それをイイコトにアタシは楽な体勢にありつく事が出来て…この旅行中、一番安らかに寝る事が出来ましたヨ。

ポーランドのあたり。

寝てしまってからは、日本に近付いての食事になるまでの記憶がプッツリ途絶えてます。まぁこのマンマ出社するので寝ておかなきゃマズイんですが。

あんまり平和に寝過ぎて、食事だから起きろと起こされた時は思いっきり驚いて水を盛大に振りまきました…あわわ、ゴメンナサイ!

そんなわけで定刻通り、朝の9時20分に成田へ到着しました。

でもそれから一旦家に荷物おいて出勤だもん…感慨に浸ってるヒマないし。

なんだか今度の冒険もありえない経験イロイロしてきたねー。最後の最後で恐怖体験もついてきたけどさ、大満足なり。期待を裏切らず大勘違いカマしたり失敗したりオオボケしたけど、そのうちイイ思い出になるんでしょう。

普通だったら会えない話せない見れないヒトだったり事象だったりするモノと、ほんの少しの間だけでも縁をもてるというのはホント…オタク人生のエッセンスっつーか、生きる旨味になります。

ホントあたしブラックメタル好きになって良かったと、毎度思います。これからもナマモノ黒い爆音騒音轟音絶叫喚き呻きをハダに直接感じるべく、欧州ライヴ参戦にトライしたい♪

ヨーロッパ、ますます好きになりました。

次こそスカンジナヴィアに行きたいと希望しておきます。できればオスロのジョン・ディー。どうかウマそうなライヴがキますように。

TSJUDER見たいよTSJUDER

…と、叫んで終わっておきます。また1349見に行きたくなる可能性もある…

ココまで長々と誤字脱字まみれのヘタレ記録日記におつき合いしてくれた読者諸氏に深甚なる感謝を申し上げます。

会場でもらった告知カード。

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