Italy short-term stay notes * Part-2

ミーハーinバックステージ

バックステージに行ってみル

ライヴが終了すると、時刻は午前3時(滝汗)!

なんか前回の海外遠征の時といい、ひょっとすると欧州のライヴ終了時刻はコレがスタンダード?イタリアン★ブラックメタラーはそそくさと会場から退散して行きます。ふてきはANN女史を待つ為にアイテム売り場にいましたが、どうもいなさそうです。

日本語ペラペラのサミー君に尋ねてみたりしましたが、スタッフのおじさんは大変忙しそうで『わからん』の一言…サミー君にもどうしようもないみたいで…アラアラ。

何だかんだでステージ脇の鉄柵で『貧相なオミヤゲ袋』を抱えて待っている事に。

するとあの、すっげぇデカくて恐そうな厳めしいツラ構えの、ドレッドヘアをぞんざいに一つに束ねたヤケにゴッツい北欧野郎がガタガタ鉄柵スペースで仕事をしているのが拝見できました。で、デカ!!クマだクマ!!シロクマだ!

そんで彼はアタシに向ってニコーッと爽やかな笑顔を向けるのでした…ウヒィ、あの恐ろしく厳めしい面構えが…信じられない…!

『イイぜ、入れよ。メンバーに会うんだろう?』

思わずふてきが目をシロクロさせながら彼をじっと見つめてしまうと、彼は実に人懐っこい微笑を浮かべて(うげー/滝汗)言うのでした。

『俺はバンドのメンバーじゃないぜ。タダのプロデューサーさ』

『??はぁ…アリガトーゴザイマス』

(シロクマじゃなくて…プロデューサーって…まさかあのTNTの…なワケないない)

ふてきは頭がこんがらがるのであまり突っ込んで考えないようにしようと思い、鉄柵の扉が開けられるのと同時にそそくさバックステージへ潜り込みました。

カーテンを開けて、小さな小部屋にドキドキしながら足を踏み入れますと、10人ばかり関係者が集結していて、くつろいでいる様子。

ライヴ会場。

この控え室に入ってまず、ふてきは入り口すぐの右角に椅子をおいて座っている上半身ハダカの長髪男とバッチリ目が合ってしまいました。その男は上半身ハダカにまだメイクが白くうっすら残っている長髪Gorgorothメンバーでした。

彼はアタシを見て、それはそれはモノスゴーク嬉しそうに、にーっこり上機嫌な笑顔を満面に浮かべました。

これは間違い無くアタシをGorgorothファンだと勘違いしてます。

とりあえず、控えめに社交事例的に挨拶を返し…途中で、ふと部屋の奥を見ると、Ravnがくつろいだ様子で突っ立っているのを発見してしまいました。同時にふてきの視線は彼のモミアゲに…

あの進化したモミアゲは健在!ステキナリ!

いとも簡単にミーハー回路が発動してしまいました。

『RAVN、RAVN!』

おそらくヨコでアタシを自分達のファンだろうと思い込み、微笑んでいるGorgorothにーさん1を思いっきり無視して(ごめんなさぁぁあ〜〜〜いぃ!)一目散にRavnにかけよるスゲェ失礼極まりないアタシ。

RavnもアタシがGorgorothのファンだと思ったのかな?『んン〜?なんでオレの所に?』みたいな、すげー意外そうなカオでアタシを見ております。

いやホラ、いちおこのツアーってGorgorothの方がメインのウェイトあるわけでしょ。そんな事情もあるんじゃないかと後で推測。

ホラ、Goegorothメインでしょう?

アタシは彼に去年の事を話しましたが、アタシのナンチャッテ英語が通じて無いみたいだ(涙)。隣に立っていたスタッフが直訳(ノルウェイ語?)してくれましたが、ヤッパリ覚えが無いらしい。まぁそりゃ無理もない話。

なかば貢ぐクンになった心地でRavnにお土産をドサドサ渡しました(あらかじめマジックで個々の名前を書き付けておいたのだ★)

で、ある気配を感じて後ろを振り向くと。

FROSTはフレンドリーだった

後方のカーテンをくぐって現れた長身の男は、FROSTでした。

彼ってば1年前と同じ…やっぱり床に届く程のあの、漆黒のマント姿です。ブラックメタルなメイクは跡形も無くすっきり落としてサッパリしてます。てか、1349のメンバーは全員この時点でそんな感じでした。

(あうううう恐い?やっぱり今年も彼は恐いのかしら〜〜!?)

1年前のイライラ全開FROSTの記憶がキョーレツに脳裏に焼き付いているアタシは、一瞬思いっきり怖がりました。

しかし怖がったのも束の間、彼は信じられないような笑顔を全開モードで近寄ってくるのでした(きっと事前にファンが来てるって知らされていたのね)

(…うっそー?彼ってこんなカオできるワケ!?)

予想外な展開。

FROSTは、アタシの貧相な日本のお土産、『日本的デザインの髑髏を描いた黒いTシャツ』を受け取ると(Ravnが渡してくれたんだっけな?)興味津々な様子でソレを白いビニール袋から取り出して、広げてます。

どうやらメチャクチャ気に入ってくれた様子…すげー嬉しそうに二の腕を大きく広げ、がっつりアタシをハグしてくれたのでした。

…あのFROSTが、こんなフレンドリーな事をするなんて…信じられない、限り無くウソっぽいー!

FROSTはナニヤラ香水を使っているらしく、ミミのあたりからフローラル?系の香りが結構強烈に漂ってきました(イメージ的にフローラル系はどうかと思いますが、汗くさく無くて良かったよ、本当に…)

『アナタすごくイイニオイするのね!』(我ながらナニ言ってんだと思います)

これFROSTじゃなくて他のいかついメンバーが漂わせてたらイヤダナァとアホな想像をしてしまったのも事実です。

で、FROSTは目の前でイスに座っている、さっきアタシが豪快に無視をかましたGorgorothのにーさん1にTシャツを広げて見せびらかしています(や、やめて下さい)

ふてきはここぞとばかりにホワイトのペンを取り出して、さきほど購入した1349のTシャツにサインをしてくださいとおねだりしました。とりあえずMとLの2枚に。

サインを書く下敷きには、ホッテントットのような体型の温和な50才くらい?のスタッフおじさんが役を買って出てくれました。

FROSTのサインは、彼の美意識を伺い知れるようなデザインでした。バンドのロゴマークみたいです。彼が一心不乱にサインに熱中している間に質問を浴びせるアタシ。

『FROSTは日本に来日しないの?日本には貴方のファンはすごーくイッパイいるヨ!みんな待ってる』

ちょっとイジワルな質問だっかかも知れないけど(アタシ彼が欧州を出れないという噂を知ってる)FROSTは物凄い早口コトバで返答して来ました。要約するとこんなの。

『それは判らない。俺が決める事では無いからだ』

…つれない男です。どうもFROSTは日本に来ると言う事象に対して、それほど固執している様子は全く無さそうな感じでした。

続けて、Ravnにサイン書きが回され、何時の間にか部屋に来ていたTSJALVE、SEIDEMANNに回されて行きます。とりあえずアタシの背中を下敷きに貸したのですが、ホッテントットのおじさんがおもむろにアタシのアタマをガッツリ掴んでそのサンタクロースみたいなお腹に乗せてくれます。ふかふか…ハッ!いいって辛く無いから!ホラみんなに笑われてるじゃんアタシ!

でも実にフカフカで、気持ちの良いお腹加減でした(墓穴)。

TSJAVEは日本通のようだった

たぶん1349の中でヨコもタテも一番クマなTSJALVE。彼はアタシのお土産を見て、ふてきが日本人だと言う事がわかると、突然アタシに向って猛然とペラペラ話し掛けて来ました。TSJALVEさんって低くておちついた声です。

『私は日本のショウグンやサムライ、ブシの7(聞き取れない)年の長い歴史を知っている、素晴らしいと思う』

『わたしはファイブ・リングス・ブックを読んだ』

ふてきが驚いたのは言う迄もありません。

『えぇ〜?アナタ、宮本武蔵の『五輪の書』を読んだの?あんなコムジカジイ兵法論…っつーか哲学だよあれ!スゴイよ!』

こんなにクマっぽいのに(失礼)彼はとても理知的のようです。因にRさんの目撃談によるとこの時FROSTはテーブルにちらばっているピザのハコの中身をつついては食っていたそうです。ピザをつつくFROST…ウヒヒ。

そんなわけで記念写真とってみた

すてきな巨人に囲まれて乙女なふてき。

写真にはARCHAONさんがいません。この時はココにいらしてなかったんです。

あと、右はじにイカツイ親父が頬杖ついてコッチみてるのわかります?腕にこれでもかって位のタトゥー入れてる人ですが。

後程よくよく調査してみますと、彼はGorgorothのセッションメンバーでドラムのDirge Repさんだったみたい。彼ってOrcustusでドラムやってるヒト…写真ではあんなに凶悪メイクして威嚇してるのにあぁっ素顔を知ってしまった!という気分です。Enslaved やAura Noirに参加してたりと様々なバンドを渡り歩いてるみたい。

で、あんまし長居すると午前3時のローマを孤独にあるく事になってしまうのでとっととおいとますることにしました。

FROST、SAIDEMANN、RAVN、TSJALVEに一言づつお話して握手してきました。FROSTにはアンタのドラムはサイコーだよ!と。RAVNには愛してるわ!って具合(←え)。もちろん、日本に来てくれと頼んでおきましたとも!

ちなみに、最後迄Gorgorothのメンバーは無視してしまった…。

もっともこの後、

ここで無視しまくったGorgorothにーさん1とは意味不明の交流をするハメになるので失礼なのはチャラになるハズなのですが!!!

ARCHAONさんに会う

アタシが御礼をいって楽屋から出ようとすると、TSJALVEさんがナンか先導してくれます。

『ARCHAONにお土産のTシャツを渡そう』

楽屋にいなかったARCHAONさんに会わせてくれるつもりのようです。

ARCHAONさんとは会場入り口の階段でバッタリ会えました。

TSJALVEさんがARCHAONさんに詳細を話してくれたお陰でふてきは細かい英語を話さくて済みました。それで、ふてきの1349のメンバーが書きまくったTシャツにサインをするようにお願いしてくれます。

ARCHAONさんは実に、なんていうかこう、『ぴかーっ』とした笑顔で快く応じてくれました。

『日本か!俺は日本に行った事あるんだよ!』

『うん、アタシしってるよ!あなたが新宿のディスクヘルを訪れたって事も知ってるよ!』

『おお?どうしてしってるの(笑)?』

『アタシはディスクヘルによく買物に行くの。で、そこのスタッフとはよくお話するのヨ。スタッフはあなたのこと話してましたよ。and he said "Archeon is niceguy!".アナタのソロプロジェクトのPantheonも購入しましたヨ』

…ふてきはディスクヘルの店長と店員からARCHAONさんが彼のソロプロジェクトPANTHEONのプロモーションの為に来日し、ディスクヘルに『観光 ♪』とやってきた、という話を聞いていました。ARCHAONさんは店員が『彼はナイスガイだよ!』と言っていた通りの、笑顔の素敵なヒトでした。

さて、彼にサインをしてもらってカンペキになったハズのTシャツでしたが…

自分の分のTシャツにサインしてもらうの忘れたー!

これがアタシの。

TSJALVEさんとARCHAONさんからはお土産の御礼?にサイン入のピックをいただきました。これは宝物です。なにぶん小さいので厳重に保管しなければなりません。

でも、厳重にしまいすぎてドコにしまったか忘れてしまいました(最悪)。

番外編:Gorgorothのイカレた裸野郎

これは書くか書くまいか迷ったのですが、あえて記録しておきます。アタシが楽屋でメンバーと交流しておりますと、とつぜんRさんが

『きゃぁああ〜〜〜〜!』

と顔面を両手で覆って背中を向けてしまいました。ふてきはナンの疑いも無く、その『きゃぁああ〜〜〜〜!』の方向へ視線を向けてみるのでした。

ふてきがそこで目撃したものは、楽屋に直結しているシャワールームから走り出してきたホカホカ湯気まみれの、アタシ達をみつめる長身の北欧人でした。

たぶん、白塗りブラックメタルメイクをキレイさっぱり落としていたのでしょう。Gorgorothにーさんその2です。

タオルをアタマにクルクル巻いて、洗髪仕立ての髪の毛をアップしています…その、『下』に視線が行ってしまったふてきは、無意識の内に低く呻いていました。

『…う"…』

だって一糸身に纏わぬスッパダカ

あぁっミニクいッ美しく無い!

きたな…あぁ、いやっ、なんて蒼白…じゃなくてーッ(赤面)!!!

そのあまりのそのマンマさに正視に耐えず、Gorgorothにーさん1の目前で背中を向けつつ座り込んでしまったふてきでした。

可哀想な事に、Rさんはサンタクロースおじさんにガッチリ頭をつかまれ、むりやりソレを直視させられてます。

『いやぁああ〜〜〜〜!』

Rさんの哀しげな悲鳴が漫画のように楽屋にこだまします。Rさんによれば、当時Gorgorothにーさん2は調子に乗って『ナニ?ナニかおかしいのかい?』よく見せてくれたそうです…。くぁっ、ちくしょう、なんてアホなんだ…。

楽屋に集結しているメンバーはバカ笑いに笑っていました。

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