Italy short-term stay notes * Part-2

感涙と冷汗の地中海パスタ

サン・ジョバンニ駅周辺

『サン・ジョバンニイン・ラテラーノ教会』の広場には、まばらながら商売人やらたむろっているヒトがいました。ん〜、ちょっと閑散気味だな?しかしRさんがココでフラフラしてると危ないように思ったらしいので、写真もソコソコに地図を確認しながら地中海パスタレストランを目指します。

このあたりの住民は、オイラが宿泊したホテルのエリアより上流階級らしく…ヨーロピアンなお素敵デザインの住宅街が街道沿いに広がってます。

日本に建てたぁい。

オレンジ色のキャワユイ住宅地の素敵なお庭に、ひなたぼっこに勤しむオレンジ色のメメたん発見(ふてきは時々ネコをメメたんと呼ぶクセがあるのです)

このコ、目がオッド・アイなの!珍しさも手伝って写真を撮りまくったのですが、このメメたんは全く動じません。むむむ、貴殿は大物だな。この写真は秋っぽい情緒が滲み出た、今回の冒険旅行にて特にお気に入りの一枚となりました。ムフ〜、その前足とおせな、さわりたぁ〜いっvナデナデしたぁ〜いっv

イタリアのトラネコ。

こんなマニアックな道草をしながらも、目的の地中海パスタなレストラン『ラ・グロッタ・アズッラ』を発見しました!けっこうデカイ道路の間にあったのが良かったのかも。これがもしトレヴィの泉〜スペイン坂なみのコマゴマした小道のどっかだったらタイヘンだったであろうと予測されます。

薔薇とパスタ

このリストランテ、外観はシナビた感じ。

恐る恐る中を覗くと、そこにはチョイとハイソな感じが漂う広い店内が…おんや〜?誰も客がいねぇんだけどよ?お昼で客がいても良い頃合なんだけどなぁ。

ふてきは意を決して内部に降りて行きました。すると細身の店員が出てきて店の奥に案内してくれました。ズラズラコマゴマと上品なテーブルが並べられていて、ナカナカの広さです。

『…なんかオレ、すっごく場違いな所に…来ちまったんじゃねぇか?』

もう遅いです。店長と思しきホッテントットみたいなイタリアおじさんが出てきて何故か挨拶をしてくれます。

海の幸を食わせてくれるリストランテ。

『えーと、ガイドブックをチェックしてここまで来ました』

と言いましたら、トテモ喜んでくれた模様であります。コッチからメニューは?と聞く前に『コースか本日のオススメか』と言われました。漠然と『本日のオススメ』をチョイスしたふてきはこの後、かつて感じ得た事のない『食の感動と衝撃』をみっちり味わう事になるのでした。

細身の店員さんが深紅の薔薇を2輪、ワイン&氷と一緒に持って来ました。どうも女性客には深紅の薔薇をサービスしている模様。コレを下記写真のように、ワインを冷やす氷がイッパイ詰ったバケツ(違うだろ)に刺します。深紅の薔薇を鑑賞しながら地中海パスタをいただく!なんて心憎い演出なのでしょう!

アタシ、薔薇の花は大好き。…育てると必ずと言ってイイ程枯らすけどね。

こんな感じで。

さーて、地中海パスタの記録が始まりますよ〜〜〜!

◆イワシのオイルサーディン
◆サーモンのカルパッチョ
◆カチンコチンのパン

この第1弾から、そのあまりのウマさに味皇のじいさんみたいに叫びたくなりました。ウマイゾー!イワシ!イワシってば、やわこくて味がしっとり滲みててタマラネェ!

◆生牡蠣とマンドラのレモンかけ

うおおおお(拳)、この身がジューシーにみっちり詰った大きめレモンはシチリア産か?シチリア産なのかッ!?

この生牡蠣は地中海産なのか?だとしたらまず日本じゃおメにかかれねぇシロモノだよな!っつうかデカイ、デカイしレモンたっぷりかけて恭しく(笑)いただくと…と〜ろ〜け〜る〜!

生牡蠣と一緒に並べられた巨大ハマグリっぽいのは『マンドラ』という貝なのだそうです。味はやっぱりソフトなハマグリさんっぽいかんじ。

第2弾。

◆エスカルゴ(小)のトマトソース
◆イカと野菜のマリネ
◆小イカのフリット
◆ゆでた牡蠣とムール貝のレモンがけ

はじめ、アレがエスカルゴなんてわかんなかったよ!日本で食ってたエスカルゴってまんまカタツムリさんでした。でもココで出会った彼等はとっても小さくて三角形で固い貝だったから。串でつっついて美味しくいただきます。ムッチリとした食感。トマトソースとのハ〜モニ〜が、最高!

上記写真の手前、オイラがモリモリ食ってるけどイカと野菜のマリネ。サッパリとしたドレッシングにイカ!イカうまー!野菜のシャキシャキも手伝って食が進んじまうぜ。

小イカのフリットはフカフカのホワホワでそれでいてジュ〜シィ♪さめない内に平らげるべし!

最後のゆでた牡蠣とムール貝のレモンがけですが、かかっているソースがバジル&トウガラシ&オリーブオイルだったらしくホカホカしてて素晴らしい。Rさんはすっかり気に入ってしまった模様。

ふてき、モリモリ食べる。

はい、ふてきのモリモリ食べてるお皿です。イタリアの小さなエスカルゴが写っていますね。この中身を引きずり出して、カチンコチンのパンと一緒にいただきます。ムール貝がウマーです。もちろん牡蠣も芸術的。こんなに牡蠣が食べれるなんてサイコーだ!

ウマー♪\(^ω^\)( /^ω^)/ウマー♪

…そして第3弾は待ちに待ってたリゾットでした。

◆エビのリゾット

コレだ!コレが食いたかったのだよ!探ってみると、ホカホカオレンジの中に埋没したエビを発見。『カニミソ』かと思ったら『エビミソ』だったんですねぇ。まぁ、そんな事ぁどーでもイイぜ。モノスゴくクリ〜ミィな味わいでエビのダシ?も濃く、至福の一時を過ごしました。

第3弾。

このクリーミーな味わい、おそらく脂肪分たっぷりな生クリームなんかがたっぷり混入してあるのでしょう。まぁウマけりゃいいんだ、太るなんざヤボなこたぁ、この際ナシだ。このへんでおナカがイッパイです。そろそろデザートで終了だろうと思っていました。

が。

◆アサリ?のボンゴレ

第4弾。

うおおおおおおぅ、これまたウマそーなスパゲティ!

全体にオリーブオイルがタップリかかっているらしく、このノドゴシ?って奴が未だかつてケイケンした事が無いような芸術的スルスル具合でした。ちょっと太めのメンでした。

惜し気も無くのっかったアサリさんもどきの貝。ホントに魚介類のオンパレード!徹底的に肉は使って無いです。

ここらへんでマイ・スタマックも限界。さしものふてきも食い切れなくって半分ばかり残してしまいました。モッタイナイ!

そんなこんなしているウチに爽やかなデザートが運ばれて来ました。

第5弾。

◆リモーネソルベ

爽やかな味わいの香り付けが清々しいッス。野イチゴがアクセント。まぁこれ位の可愛らしいデザートなら、キッツイ胃に辛うじておさまります。

『この地中海攻めもこれでようやく終了か…よかったぁ』

と安心したのも束の間。

突然、ふてきの目前にホカホカの白身魚のグリルが運ばれて来ました。ちょっと待て!さっきのは食後のデザートじゃなかったのか!?ふてきは驚愕に顔を強張らせてしまいました。

そう、リモーネソリベは単なる口直しに過ぎなかったのです。もう終わりだと気を抜いていた我々に、突如として差し出された物は…!!!

第6弾。

(°_。) ?ン? (。_°)

◆スピーゴラのグリル
◆エビのグリル2種

(lll ̄□ ̄)エェェェェェェエエ( ̄□ ̄lll)

スピーゴラってしらねぇぞ。やわこくて、淡白で。どことなく川魚っぽい味でした。

エビは写真に撮るのも忘れてしまいましたが…デカイエビが6匹も出てきちゃいました。もぅ、信じられません。

既におナカはフルなんですけど…それでも、何とか食い付くしたアタシ。まさか、このあとピザとか来ちゃったりするんじゃなかろうか!?と恐ろしい予感に戦々恐々としました。

そして…さらに巨大な銀色の皿が運ばれてきたのでした。

第7弾。

◆なんだかゴーカイで巨大なサラダ

/( ̄ロ ̄;)\!マダアルノォ〜!Σ(T□T)

…なんて大味なサラダなんでしょう。もーこーなりゃヤケです。バリバリ豪快に食い始めます。日本で見た事無いような葉っぱとかあるけど。固ッ。バリバリ。気分はウサギです。

何時の間にか店内は満員御礼状態になってます。あれっ、何時の間に!?ローマの人々は、実に楽しそうにこのモリモリ大量のコースを平気なカオして平らげつつあります(みんな同じの食ってる感じでした)。

改めてイタリア人の底なし胃袋と日本人のささやかで慎ましい胃袋の差を痛感したふてきなのでありました。

そして…あぁ、何と言う事か!

またしても巨大な金色の皿が運ばれてきたのでした。

第8弾。

◆これがホントのデザ〜ト

(||| ̄口 ̄)!デカスギル!(°o°;)

…どーすんだよこの皮をムイテネェ林檎!洋梨!イチジク!とにかくそのまま食えるスイカやイチゴ、メロンからバリバリ食い始めました。

カワを剥かねば食えぬフルーツは結局残してしまいました。モッタイナイ?

そしてやっとイタリアンの定番である食後のエスプレッソがやってきました。コレが来ればマチガイなくコースはおしまいです。

第9弾。

◆エスプレッソ

入れればザラザラになる白砂糖を念入りに混ぜてホロ苦いイタリアの伝統を味わいます。食ってる間は必死だったけど、何だか十分過ぎるぐらいイタリアの地中海をトスカーナを味わったような気がしてきました。

…イタリアに来てヨカッタ!

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