Italy short-term stay notes * Part-2

日曜ミサはライヴのかほり

壮大なミサはヘヴィメタルなライヴのかほり

というわけで賛美歌に吸い込まれるように真直ぐ大建造物に向って行きます。

何か美味しそうな感じ。

歩く事10分強。果たしてそこは、人間のたまり場でした。これはどうも日曜ミサinサンピエトロ大寺院らしいなと。

あとからあとから人間がゾロゾロゾロ集まってきています!

ゾロゾロゾロ。

プラカードやら旗やらをもった熱心な宗教団体様や車椅子の方などが次々と集結して行きます。やっぱりココから荘厳な賛美歌が聴こえてきます。

信者は止まる事を知らずわらわらわら集結しつつあります!

わらわらわら。

『そーか、今朝多くのローマ市民がテヴェレ川を超えて民族大移動していたのはコレのせいだったからなのか!』

…と、ふてきは今更ながら気がつきました。トーゼン、この場所において日本人観光客ツアー団体御一考様など見られる訳がありません。まぁ、日本人じゃなくてもカンコー団体は来ないでしょうけどね。というわけで、日本人は我々しか存在してません、たぶん。

先々日には無かった三枚の肖像画か掲げられてますね。1人はマザー・テレサですかね。この界隈ってキョーミの範疇外なのでよく判りません…。

エラそうな白い法衣の一団が出てきたぞー。

この人ゴミがずぇええええええんっっぶカトリック教徒なんて、キョワッ!!っと恐ろしさを感じたのは何故でしょう?

ミサが始まると、パイプオルガン演奏やら白い法衣に身を包んだエラそうな一団がゾロゾロ出てきて戻っていったりしてます。みんなで賛美歌歌ったり。

凄いッス!

まるでここの地面一帯から湧き水の如く賛美歌が噴出している勢いです!

実際のミサはこの大寺院に連結しているシスティーナ大聖堂で行われており、巨大モニタで生中継です。ほどなくして話題の新法皇の有り難い説教が始まりました。

ヨハネ・パウロ2世のおじいちゃんの後を継いで、今年ローマ法皇に就任したばかりのベネディクト新法皇です。

このローマ法皇は世界でドコでも最高の礼を尽され迎えられるという、2つしかない身分のうちのヒトリなのです。ちなみにもうヒトリは日本の天皇陛下。

いや〜〜〜。ホント偶然タマッタマこのおじさんを見れるなんてねぇ。日曜ミサのナマ説教きけるなんて。我が人生2度と無いね。ちょっとさ、ラッキーな偶然かなと思ってみたりする。

ベネディクト新法皇。

沸き上がる拍手喝采!

実にタイミングよく羽ばたくハトさん達!

ノリはライヴに近いものがありますなー。はあ。アリガタイお言葉が述べられているんだな。でもふてきにはどんなアリガタイ言葉が述べられているのかサッパリわかりません。

…実は、同行者のRさんはあろうことかDARK FUNERALのTシャツを着用していました。しっかり後ろンとこにI am SATANってプリントしてあるアレです。周囲のカトリック信者にバレないよう、おりたたんで隠していました。たぶん、バレていないと思います。

むしろ

『あらー、日本のカトリック信者の女性がわざわざ遠方からいらしたのね〜?熱心な信者で感心だこと!』

という温かい眼差しを向けられていたような感触でした(滝汗)!

なんですかこの信者の集結っぷりは。

さぁ、ミサは最高潮の盛上りを見せております!見て下さい、この場に集結している無尽蔵なるカトリック信者の数を!人がゴミのようだー!

東京ディズニーランドにおけるシンデレラ城前のステージショーなんて目じゃないぜ!なぁミッキー!

…ごめんなさい、決してサンピエトロ大寺院をバカにしてるつもりじゃないんです。ただ、アタシみたいな脳味噌が軽くて貧相な感受性の人間がこーゆーのを見た時、相対化できる対象ってそんなレベルの物しか無いのです。ホントにただそれだけです。もちろん、バチあたりな人間だって事は己がヒャクも承知です。

地中海料理を求めて

こんなんじゃオイラただの冷やかしみたいなので(違うのか)、お昼になってからすぐミサの場を離れる事にしました。

そう、ランチに行ってしまおうと。

目的のリストランテはローマ市内を南に思いっきり下らなければなりません。ふてきはどうしても南にある地中海リストランテの、カニミソのリゾットが食べたかったのです。

下記は日本海→東海書替え問題で話題になった昭文社サンの『新個人旅行-イタリア』、141ページより。

 

◆ラ・グロッタ・アズッラ--La Grotta Azzura

大きな水槽で泳ぐ魚をそのまま 魚介料理の美味しい店。大きな水槽が店内にあり、 その中には料理されるのを順番に待つ魚たちが泳ぐ。 料金も格安なので、ぜひ、 アンティパスト、パスタ、メインと続くコースを。 『カニソースのリゾット』も絶品。

(エリア/サン・ジョバンニ駅周辺)

午後3時にはライヴハウスに行きたい。急ぎたかったので、タクシーを使用する事に。タクシー乗り場にはクルマだけじゃなく、おウマさんもいました。とてもかわゆいです。

馬車もイイネェ。

タクシー乗り場はミサ帰りのお客さんを見込んでかタンマリ車が停まっていました。

ふてきが乗り込んだタクシーの運転手は英語からっきしのようなイタリア(ちょっと中東混じり)おじさんでした。

『サン・ジョバンニ駅まで連れてって下さい!』

英語からっきしでも地図にマルをつけたものを見せればバッチリわかってくれます…だいたいは(笑)。果たしておじさんは、理解不能の言葉をペラペラやりながらハイテンションで我々を南に運んでくれるのでした。

おじさんは、ふてきが日本人カンコー客である事に気を使ってくれたようです。

道中、ふてきが訪れた事のナイ有名なカンコー名所を紹介してくれるのでした。今は亡き祖父より受け継ぎし写真撮る好きの血が流れているふてきは、車中からデジカメを構えます。危ないぞ自分!

タクシーのおじちゃん御推薦のカンコー名所

まずおじちゃんが教えてくれたのはローマ市最大のステーション、テルミニ駅前の『サンタ・マリア・マッジョーレ教会』。ココの有名な伝説は事前にオススメでツアコンの友人から聞いていたぞ。

サンタ・マリア・マッジョーレ教会(裏がわ)。

むかしむかしの夏真っ盛りの某日、ある教皇が夢で聖母マリアに『数日の内に雪が降るよ。そこに教会建ててね』と言われます。そしたらホントに真夏に雪が降った!それがこの教会の由緒です。

マリアさんの目的は不明ですが、とりあえずこの鐘楼はローマで一番高いんだってさ。おかげで(?)写真におさまってくれません。

サンタ・マリア・マッジョーレ教会(表がわ)。

更に南下して目的のサン・ジョバンニ駅ちかくで、その目の前にある広大な敷地の教会、『サン・ジョバンニイン・ラテラーノ教会』を。

なんでもヴァチカンができる前はこの教会がこの界隈の宗教的コアだったんだそうだ。

この教会はこの地に初めてキリスト教を公認したコンスタンティヌス皇帝が時の教皇に土地を与えて創設された、由緒正しきシロモノ。1700年の歴史画あるんだとか?すげーな。確かに敷地地図で見る限り一ニを争う広さだったりする。

サンタ・ジョバンニイン・ラテラーノ教会。

ここも建物の上に彫像が所狭しと並べられています。

Rさんは言いました、教会の建造物はエラそうだと。そう、たぶんワザとえらそうに作ってあるのです。あの人達?はどうやら威圧感が無いと有り難みがないようなのです。

けど…これがローマ時代のおきみやげなんてやっぱりスゴオー。

このノリがサンピエトロ大寺院ぽいでしょ。

カメラのズーム機能で彫像を撮ってみたけどボケボケでした。

後楽園で僕と握手。

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