Italy short-term stay notes * Part-2

市庁舎界隈とローマの夕暮れ

帰り道

目的のトレヴィの泉もスペイン坂も探訪したし、何だかんだ言ってブランド横丁回ったり迷ったりしてカナ〜リ歩いたし、とりあえず歩いてホテルに向って戻る事にします。

途中で庶民向けのブティックを見物したりしてテキトーに寄り道しました。ここで売られている品物のデザインは日本じゃ手に入らないような発想のモノが多くて欲しくなるぞ。オイラ、非常にあったかそうでフェミニンなデザインのジャケットが欲しかったのだが…でも帰り道が荷物大魔王になってしまうのでヤメテおいた。

うー、でも微妙に後悔してたりする。もしまたココに来る事があったら買物品専用キャリー袋(折り畳み式)を持参して来る事にしよう。

偉そうです。

先程の『ヴィットリオ・エヌマーレ2世記念堂』までやってきました。逆光タイムは過ぎたのでせっかくだからヴェネツィア広場をはさんで、全景を正面からデジカメにおさめてみる事にしました。

今度はウマく撮れましたね。実はこの白亜の建物→側にはデッカイえんじ色の建物があるんです。アトでタクシーのオジちゃんにおせえて貰ったんですがあのムッソリーニ演説ゆかりの建物『ヴェネチア宮』というモノだそーな。写真とっておけば良かった。

でで、『ヴィットリオ・エヌマーレ2世記念堂』ってのは別名『祖国の祭壇』と言います。↓の写真に小さく記録されていますがウマおじさんの下で炎が揺らめいているのが分かると思います。コレはイタリアの為に第一次世界大戦で命を落とした人々を祭る為のものなんだとか。この炎は24時間燃えっぱなしで、若いイタリア兵が護っているんだそうですよ。

これじゃよくわかんない。

このバルコニ〜にタダで行けるなら行ってみたいと、ふてきはこの白亜の建物の裏手に回ってみたのですが、コレどうも館内は美術館になっていてカネ払わなきゃならんようです。うーん、別にMANETサンの絵画にキョーミないし。とりあえず見晴しの良さそうな白亜の階段を登って、もう一回フォロ・トライアーノのあたりを写真におさめておきました。

歴史を伺わせる古びたレンガ色が午後の斜陽でイイ雰囲気出てますな。昔の市場だったトラヤヌスの市場とか、その後方に『聖トマス大学』とソレにくっついてる『サンティ・ドメニコ・エ・シスト教会』が見えます。おぉ、あんな歴史情緒漂う大学で勉強するってイイナァ。

トラヤヌス市場。

階段を降りて突き当りの坂を登っていきます。坂の上から日本人じゃない日本人に似てるカンコー客団体がズラズラ降りてくる。たぶん登り切った所にナニかあるのでしょうと予感させたので。

途中でフォーリ・インペリアーノの方面を写真に撮ってみました。このエリア『バシリカ・アルジェンタリア』という紀元前50年頃の遺跡で、フォーリ・インペリアーノ遺跡群の中では最古のものとの事です。ユリウス・カサエルは遺跡作りが好きな人だったのだな。

バシリカ・アルジェンタリア。

坂は古臭いローマ市庁舎のヨコを通っています。ホントに古臭くて現役なのが信じられないです。でもこの古臭さがこの遺跡観光地ではマッチしているのだろうと納得する事にしました。

で、坂を登り切って出てきたのはカンコー客が歩き回る広場でした。ココは『カンピドリオ広場』といいまして、ミケランジェロのデザインなんだとか。↓の建物は広場に構える『カピトリーノ美術館』。中にはウマイ喫茶店があるらしいぞ!

カピトリーノ美術館。

ホントーに、やたらめったら美術館があるんですね。じっくり時間を割かなきゃ芸術的ローマ探訪は出来ないヨ…

もともと昔ッからの神聖な丘だったんですが、1654年にミケランジェロがエレガントに設計しちゃったそうです。↓床に白いセンで幾何学模様が描かれてるの分かるかな。中央に置かれた像は『アウレリウス帝』だって。知らないよそんな人。

ミケランジェロのデザイン。

この写真撮っている背後にデカイ神殿らしき建物があって、ケッコン式があったらしくそんな人々の一団が騒いでおりました。なんか、めでたい事をする場所なのかと思っていたら宮殿兼美術館だったらしい。

そのめでたそうな一団の前を歩いて行くと、ローマ市庁舎右脇にどっかへ通じる下り坂の入り口をハッケンしました。ちなみに、先程この広場へやって来たのはローマ市庁舎左脇の小道でありました。

道の先にはやっぱりフォロ・ロマーノが全景見渡せる感じの光景が広がっていました。時刻はそろそろ夕刻です。夕方の風景と紀元前のローマ遺跡の写真なんてステキかも知れないと思いつつ坂を下って行きました。

ローマ市庁舎の脇道。

タバコを探して

その先にはまだまだ興味深そうな道が続いていたのですが。が、Rさんが『タバコを買いたい』『遅くなって帰るのは恐い』と言いましたので、安全そうな大通りのフォーリ・インペリアーリ通りを通って帰る事にしました。

しかし、タバコってどこに売っているのだ。

フェウミチーノ空港駅で『タバコ・ショップ』を見かけて以来、ローマ市街地ではぜんぜん売っているのを見た事がないような気が…いや、もともと普段そーゆーの気にした事無いから気がつかなかっただけかもしれない。Rさん曰くコロッセオにあった駅の界隈ならあるかもとの事。

そんなワケでフォーリ・インペリアーリ通りの先、コロッセオに向います。

コロッセオ駅前に小さなドーム型のお土産ショップがありました。Rさんがタバコを探している間、ふてきはお土産を携帯電話の写真におさめてました(笑)。えーと、この人形って指輪物語系ですか?

陳列されたおみやげ。

そんなオタク行動に走るふてきに、店の主人が声をかけてきました。

『ナニしてんの?』

意表を突かれたオイラは、咄嗟に愛想笑い全開。

『シガレット探してたの!ココに売ってるかナ?』

と、大ウソをつきました。…すると店の主人はコロッセオ駅を指差して、

『あーゴメン、ここには売ってないヨ。あそこのコロッセオ駅の中に売ってるヨ!』

とにこやかに教えてくれるのでした。ふてきはおじさんにお礼を言ってからRさんに情報を伝え、コロッセオ駅に潜入してみる事にするのでした。

コロッセオ駅。

コロッセオ駅は人間でごった返していました。そろそろ帰宅の時間なのでさもありなん。で、目的のアイテムは駅のキヨスク…売店で直ぐに見つかりました。しかし、Rさん御愛用のアイテムはなかった模様。タバコの銘柄にこだわりのあるヒトは日本でガッポリ買って持っていった方がイイかもね。

そんなこんなしている間にもどんどん暗闇の世界が迫ってきています。ここはタクシーでも捕まえてホテルに戻ろうと思って地図をチェックしました。しかし、モースト有名な観光地であるはずのコロッセオ周辺にタクシー乗り場の記載がないのですよ!ありえねぇ。しょうがないのでちょっと離れた場所にあるタクシー乗り場まで歩こうとしましたが、いとも簡単に迷いました。

よくよく見ると、地図にはないコロッセオ真ん前に思いっきりタクシー乗り場があるじゃねーか!!!

全くもって、地図は信用出来ません。

コロッセオ駅前で購入したパニーニを片手に、いそいそとタクシーに乗り込んだふてきは、何とか無事ホテルまで帰還する事が出来ました。

とりあえずこれでイタリア2日目は無事終了です。

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