イタリア短期滞在

〜ブラックメタル祭典への記録〜

彼はこの後、漆黒のマントを優雅になびかせながらフロアのアチコチに出現。

不敵は遭遇する度にビビって冒険者のごとく逃亡コマンドしてました。

えぇ…失礼ながら不敵は何となく、
夏のビッグサイトを

まるで見せつけるかの様に闊歩する
コミケのコスプレ野郎
を思い出してしまいました。

旅行2日目

-ライヴ模様5幕目-

THUNDER ROAD Club

ライヴハウス内には3つホドCD売り場が設置されています。

それがですね、全てブラックメタルなんですよ。

もー見事な程に、ディスクヘルのB/M棚っぷりなのです。

ディスクヘルにさえ入荷してないMASSEMORDの新作があったり。

NOKTURNAL MORTUMのDVDが3,4種散らばしてあったり。

ドキドキしながら見ていると、ステージわきの

控え室から怪しい人カゲが出て来ました。

その人物はCD売り場まで歩いて来た所で

大勢のファンに囲まれてしまいました…ナニやら尋常では無い様子。

ソレはFROSTでした。

床にまで届く程丈のながーい、漆黒のマントを身に付け、

ライヴ時の極悪メイクをお化粧直ししております。

ね、素顔っぽいデショ?

漆黒のマントが華麗です先生。

猛烈なサイン攻めに遭い、彼は少々イライラピリピリしています。

これまた醸し出す独特の雰囲気が

(俗世の人間は俺に近寄るな話し掛けるな邪魔するな)

とまぁ…こういった王様もしくは唯我独尊的オーラを放っており、

彼独特のヒリヒリするドラミングとおーんなじ感じなのね!

不敵はコワゴワ、横合いから写真を一枚撮らせていただきました。

彼はこの後、漆黒のマントを優雅になびかせながらフロアのアチコチに出現。

不敵は遭遇する度にビビって冒険者のごとく逃亡コマンドしてました。

えぇ…失礼ながら不敵は何となく、

夏のビッグサイトをまるで見せつけるかの様に闊歩する

コミケのコスプレ野郎を

思い出してしまいました。

(でもホントに彼あのカッコでコミケ歩いたら絶対腐女子に大人気だよ/ウルサイ黙れ自分)

(いやでもカナリ俺も見てみたい気がするぞ/つっくづくイタい奴でしゅみましぇん)

アホな妄想してホントごめんなさい。

後で考えてみるとアレは、

(彼なりの言葉ナシのファンサービスなのかもしれないナ?)

と思った訳です。

とにかくこの不敵、あのイライラさにすっかり怖気付きました。

コノシトってあの朗らかなHELLHAMMERと上手く会話出来てるの?

と、不敵はカナ〜リ疑念を抱くのでした。

OPERA IX

http://www.operaix.it/newsite/index.htm

ヴィットリオに聞いてみると、

『IX』とは『ナイン』と読むのでは無く、

イタリア語読みの『ノベン』と読むそうです。

オペラ・ノベン。

イタリアのオカルト風味ゴシックブラックメタル。

ナンだかこんなバンドを生で拝見する事が出来るなんてな…

つくづく、人生わかんねぇもんだな。

このバンド、イタリア地元メタラーにすっげ人気なのよ。

その盛況ぶりは上記オフィシャルサイトのライヴ写真集、

"04-09-2004 Thunder road-Nihil festival IV"

を是非ご覧あれ。

ついでにARCTURUSのボーカルさんとHELLHAMMERも写ってるし。

どっしり系。でもゴシック臭い。

とにかく見てくれれば判るけど、もー大人気。

『オペラ!オペラ!オペラ!!』

の大連呼ですよ。地元民は地元バンドに優しいのですよヤハリ。

音源はネットリした重々しいノリで

ゴシック風味の暗いイメージのブラックメタルなんだけど、

チェインメイル装備の白塗りナシ、ごっついオジさん軍団ときちゃア…

ヴァイキングメタルを彷佛とさせても致し方有るまい。

やっぱりキテレツ度や早さにシックリ来ない不敵は後ろでじっくりと

様子を傍観するのみだったのです…というか、いい加減疲れてました。

ラストの曲の時、イタリアンメタラーは

『えーッもう終わりなのかヨ、早過ぎるじゃ無いかヨ!』

と非難轟々でしたがボーカルさんは

『ごめんねぇ〜予定が大分遅れちゃってて、ボク等には時間が無いのヨ』

と、実に嬉し残念そうに答えてらっしゃいました。

不敵は思いました。

(こんなに地元民から愛されてるバンドって心底幸せだよなホント)

RED HARVEST

http://www.redharvest.com/

ノルウェーの暗くて重いインダストリアルメタル。

サモっさんの会社、"Nocturnal Art Productions"からリリースされてるそうです。

こ…これは…正直言って退屈でした。

重いんですけどしゅごいトロイんです。

このノリ、以前立ったまま熟睡かましてしまった

某日本の不思議なエクストリームバンドを思い起こさせました。

もはや疲労困憊の不敵には子守唄になってしまいます。

でも、

イタリア地元メタラーはすっごい喜んでます。

いつの間にかヴィットリオも控え室から出て来て、

不敵の隣で感銘を受けた様子で楽しんでおります。

大人気。

…昼間の3時からコッチ、ずっとぶっとーしで、

何でみんなして、そんなに元気なんだよぉっ!?

なンか体力の底なし民族性を思わせました。

(不敵がお年寄りだからと言うツッコミはナシね)

だって、今、深夜の一時をとっくに回ってるんだよ!

そんでもって、上記写真のOFU KAHNサンが遠目ながら

どーもスレイヤーの某メンバーに似てるよーな気がしてならない不敵でした。

うー、眠いぞ!

ARCTURUS

http://www.adastraenter.com/

昔のロゴの方がコテコテで好き。

ノルウェーの有名なプログレッシヴゴシックメタルバンドです。

さすがトリなだけあって、観客がいっせいにフロアへ押し寄せて来てます。

半分寝ている不敵はマトモにフロアに行くとツブされるので、

恐らく一番スッキリ見易いCD売り場の壁際に張り付きました。

Vo.の ッyvind Hセgeland(つーか名前読めねーよ)サンは

まるで王侯貴族のお召しになるかのような、

白地に黄金刺繍入りの素敵なローブを身に纏って現れました。

(あ!ハイ・プリーストかビショップだ!!)

ウィザードリィな妄想に不敵は頭の眠気がすっかり晴れました。

彼は演奏が始まるとその体をゆっくり動かし、朗々と歌い始めました。

トッテモ優雅です。

HELLHAMMERは緩急ある楽曲に合せて正確な打撃を披露。

ダイナミックに…余裕すら伺わせつつ叩き出しながらも、

そのドラミングはどこか優雅ですらあります。

客は狂喜乱舞。

その盛況喝采ぶりを記録しようとデジカメを取り出しましたが

遠すぎて上手く撮れなかったです…ゴメンナサイ。

野郎ばっかしだし。

んで、例のお約束のごとくギクシャクした不自然な仮面踊子が2名出現。

王侯貴族な楽曲に合せてフラフラ、ギクシャク踊り、

パントマイム調にステージ上の演出をしてゆきます。

あの美人なお嬢さん2人の息が合ってるかどうかはチト微妙でしたが。

(ん〜、こりゃ『ライヴ』じゃねーな、『劇場』だわ)

まぁ良い見物ですナ。

このバンドはホント、キテレツな独特の世界観を持っててですね。

その世界観を体現したかのような、この楽曲がウケてるのですね。

でもアタシゃやっぱり、

HELLHAMMERのドラミングはMAYHEMで観戦したいね。

アレでこそ彼の真骨頂が炸裂するもんだと、そう思っていますので。

まぁそれはそれだ。

ラストの曲のラスト部分だけムービーで上手く記録出来たよ。

HELLHAMMERが立ち上がるのが見えるし、

踊子がまいてる花びら?紙吹雪?が宙を舞ってるのも見えるよ。

*注意* 音が雑音なので音量を低くして下さい! あと死ぬ程重いです!

ARCTRUSのムービー

この後、アンコールの声が上がり1曲だけ披露してライヴは終了しました。

後にも先にも『アンコール声』がかかったのはコレだけでした。

時計を見ると午前3時でした。

みなさまお疲れさまでした、そして自分モナー。

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