THUNDER ROAD Club
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1349のライヴが終了すると、
不敵はヴィットリオ弟の座っている"Tシャツ売場"に向いました。
ノド乾いて死にそうだったからです。
(3枚もドリンクチケットもらってたんですけどネー)
壁の角ッコに置いてある『北海道の水2リットル』で一息ついて、
ふと気が付くと、目の前にハタチ位のイタリア青年が座っていました。
彼は興味シンシンにコッチを見つめていました。
(…いやだぁ、苦手だなぁ、こーゆー視線…なんなのよぉ?)
ソコの長机ではCENTINEXのメンバーが座っていて、
アルバム売ったりサイン書いたりしてたハズなんですが…
『あなたは日本人ですか?』
『はあ』
『飛行機で日本から来たんですか?』
『えぇまぁ(他に何が有ると言うのだ)』
『あなたはとても金持ちだ!!』
…と、イキナリ彼に大仰に反応され、
つい不敵は大人ゲもなくムキになってしまいました。
『ちゃう!アタシゃド貧乏さ!ド貧乏だよ!
ここに来る為に長い間清貧やってきたのヨ』
なんであんなムキになってしまったのか?
自分でも良く判りません(苦笑)。
それから、
青年は不敵の手にしている『北海道の水2リットル』を指差し、
それはどこの水なのか説明を求めてきました(大笑)。
印刷されているラベルで日本の物と判るらしいのですが…
『北海道』の説明に、不敵は四苦八苦してしまいました。
不敵がヴィットリオ弟の助けを請いながら悪戦苦闘していると、
回りに『北海道の水2リットル』に興味シンシンの陽気な
イタリアメタル若人達が集結してきてしまいました。
彼は英語が割と上手く、話は長く続きます。
『あなたは何歳ですか?』
という問いに不敵が正確に答えると。
彼はまたしても大仰に驚き、叫びだしました。
『あなたは18歳にしか見えない!』
…いちいちリアクションがやかましい青年です。
コレ、天然にカマシてるとすればカナリ笑えるキャラかもしれない、
な〜んて一瞬思ったんですけど…それにしてもねぇ。
『何か凄くバカにされた気がするなぁ(←日本語)…
あのね、通常日本人ってゆーのは若く見られるモンなのよ(←英語)』
…日本人ってホント若くみられるモンなのね…
って事を痛感した出来事でございました。
CENTINEX
http://www.centinex.org/
スウェーデンのベテランなメロデスバンド。
今回の遠征の為にと新作をゲットして聴いてはいたモノの。
なーんかじょうひんなメロデスだなぁと印象ウスだった訳で。
でもね、ライヴできーてみ?
これが謝りたくなってくる位かっこえぇえんだわー。
ボーカルさんのJOHAN
JANSSONはコテコテのメタル兄さん。
安定感のある演奏にわぎゃあうぎゃぁと喚きまくってます。
わぎゃあ〜うぎゃあ〜。
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観客へのアピール具合もさすがベテラン、貫禄タップリでっす
背中にKREATORのロゴが付いてる黒いジャケットがカッコええな。
このバンドはスウェディッシュな疾走感とメロディが美味しいのです。
けど、ライヴでは疾走方面に気合いが入るので素晴らしいです!
ギターのメロメロはそんなにハナにツかない奏で具合で。
イイ感じにホド良くないてくれるのでグッときます。
それで、特に気に入ったのは一番右はじで頑張ってたギタリスト、
JOHAN
AHLBERGクンでした。
スレイヤーなヒト。
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彼は不敵がバスに乗った時、後ろの席に1人ポッチ、座りながら
一生懸命に携帯電話をいじくりまわしてたあの背高ノッポクンです。
遠目にもお肌がキレイでツヤツヤというのが判るので
(どこ見てンだアタシ)で若人なのだナと思ってましたが、
背が高すぎるので年下とは素直に思えない…じゃなくって、
ギターの見せ方がハンパじゃないカッコ良さだったの!!!
総じてギターの事など興味の対象外という、
言語道断のメタル好きにあるまじきアタシみたいな
どシロートでも、素直に感銘を受けましたよ。
白熱してます。
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汗を滝のごとくタ〜ラタ〜ラ流しつつ、
一生懸命ひきまくって、
やっと1曲終わって、
『汗が目に入ってイタくって目も開けられないよぉ!
せめて拭う時間欲しいよー!』
という表情を見せてくれた所で、
演奏は容赦なく次の曲に行ってしまいます。
彼はチョッピリ落胆した表情を見せましたが、
すぐに素晴らしいお仕事に徹してくれるので、
その前向きさ加減にお姉さんは不覚にもショタ心をチョッピリ
刺激されてしまいました(お願いだから突っ込まないで下さい)。
イタリア若人に大人気。
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アタマに隠れちゃって見えないけど、
一番左端にいるギターのシトはDECIDEのTシャツ着てます。
なんか、意外にもメロデスのTシャツなメンバいないのねぇ。
アルバムの音源はあんなにメロデスぽいのに(くどいぞ自分)。
ギターは時折メロメロだけどパワフルなんだな。
演奏もアルバムの上品な印象が吹っ飛ぶ、
めちゃくちゃアグレッシヴなノリでむしろスラッシュ魂さえ感じます。
客もすごーく喜んでて曲に合せて拳を挙げたり喚いたりと、
健全な盛り上がりをみせておりました。
ドラムのヒトが見えなかったよ。
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てか、不敵は終始目の前のJOHAN
AHLBERGクンの
ギター職人技に目が釘付けになってましたが。
それにしても、
こんなカッコイイのに知名度としてはイマイチな気がしますけど…
ヤハリ、アルバムのあの上品さ加減が災いしているのせうか。
何だか不敵はトテモ、モッタイない気がして来ました。
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