イタリア短期滞在

〜ブラックメタル祭典への記録〜

RAVNはブラック声で叫びます、Manifest!!』と。

キターッ!!

恐るべきFROSTの、
キテレツ正確無比冷徹ドラミング!

何かね、痛いんです。
その凄みを増す程に、神経に触るんです。
どこかヒリヒリするんです彼の打撃は…どうしてでしょう。

旅行2日目

-ライヴ模様3幕目-

THUNDER ROAD Club

ところで、このライヴハウス内で知合ったイタリア青年がいました。

彼はベニスの学生、ルカくんです。

ただひたすらARCTURUSのライヴが見たいが為に、

パンピーの友人を巻込んでこのライヴに参戦したらしいのですけど…。

ブラックメタルは普段全く聴かないとの事でして。

どーりで音楽の話がぜんぜん噛み合わない訳です…このヤロー、

とにかく有り得ない程ナレナレしくてウザくッてたまりませんでした。

しかもパカスカ煙草吸うわ全編英語会話で、カナリ疲れるのよねぇ…

…んでもって、NAER MATARONのライヴ開始を待つ不敵に

『私は日本の漫画が好きです。

特に高橋留美子の乱馬1/2が大好きです』

なんて喜々として説明を開始されちゃった時、

思わず不敵は天井を仰いで『…はぁー』と溜息をついてしまいました。

床に座って待つ人いないのよねぇ。

(…何故こんな伊太利のド田舎ライヴハウスでこんな話を…)

ブラックメタルのライヴでワクワクしている時に…

しかも何故付きまとわれるハメになっちゃうワケ?

…まぁそんなツマラナイ話はおいときましょう。

えーと、

NAER MATARONのライヴが終了すると、

恐らく次は1349のはず。

不敵は早速ステージど真ん中の前とばかりに鉄柵に張り付いておりました。

しかしまぁ、なかなか始まりそうもないのよね。

時々ステージに1349RAVNが現れ、スタッフと打ち合わせしています。

彼が出てきた瞬間、

不敵はタダのミーハー暴徒もとい乙女と化しデジカメを片手にモエモエ。

1349のRAVN。

キャーッO(≧∇≦)O キャーッ

ヤッパリ彼はめちゃくちゃかっこえぇえええええええ

ねぇねぇ、その進化したモミアゲは一体何事なの?

アナタってとってもシヴいのね、素敵すぎだわ、オモロいわ!

スンマセン、自分でもアホだなと判ってマス…でも止められませんでした。

いやー、アイドル追ッ掛け女の心境がよく判りましたわー。

実はこの後、フザケンナッって位、待たされました。

あーんまり長いので、不敵は今の内に1349Tシャツを確保しておこうと、

ヴィットリオ弟の管理するTシャツ売り場に出向きました。

そして必要分数だけ確保しておいてもらう事に成功。

彼は英語がすごーく苦手だったので理解してもらうのに一苦労だったわ。

それからまた最前の鉄柵に掴まっておこうカナと思ったのですが、

そこにはモノモノしいガンベルトを腰に巻いた、

小さくてゴッツイGORGOROTH野郎がステージに腰掛けてました。

かなり息巻いている様子に見受けられました。

彼も不敵に負けないくらい1349ラブラブ野郎と思われます。

いや、ひょっとするとFROST信奉者かもしれません。

仕方ないので不敵は、ステージのちょい左の鉄柵にて観戦する事としました。

それからもフザケンナッって位、待たされました。

おそらく1時間近く待たされてたと思います。

どーやら黒いカーテンに仕切られたステージでは

1349以外のバンドも……なんてゆーの?予習?練習?打ち合わせ?

みたいな事してたらしいです。

死ぬ程待たされて、やっと世界が暗転しました。

1349

http://www.legion1349.com

不敵が一気に15万も浪費する程好きなノルウェーのファストブラックメタル。

不敵は、このバンドのスタートっぷりが忘れられません。

暗転した会場の中。

メンバー1人1人が炎を灯した松明を片手に、

次々にステージに上がってきます。

そして最後にステージ中央にやってきたRAVNがフロアに向けて

特大級のファイア・ブレスをかましてくれました。

ぶぼぉゎぁあん!

(ふ、ぅぎゃあーッ)

瞬間、目の前が熱で真っ白になったよ!

ありゃ確実に客の頭の上までいったね!

カッコイイイイイー(感涙)ッ!!

RAVNってば何してもサマになるわっ!!

けどマジであたしゃ、アタマが焼けちまうと思いましたヨ。

いやーホント日本で見せてくれる火吹きって実にショボイモンなのね…

ってぇ事を、心底痛感致しました。

そして、スポットライトがドギツく全開点灯と共に

間髪入れずに炸裂したのがChasing Dragonsでした。

やかましくも禍々しいギター音、派手な痛烈打撃のオープニング!

キターッ!!

キタキタこの轟音ッ!!

うギャアアアアアア(発狂)!!!!

撮ってる本人は悶絶してます。

トタンに会場は暗黒的轟音質量でイッパイイッパイになりました(謎な言い回し)

FROSTのドラミングが壮絶ッ…。

モー、コッチの体までばくばく振動するかのような。

なまじっか音も良かった為にその極悪上等っぷりが、

ダイレクトに聴覚・魂・全身の細胞に炸裂しまくります。

…あぁ、これってサイコーの快楽じゃない?ねぇそうでしょ!

どギツいスポットライトの元に晒される、

いっそ清々しい程にデッド・メイクされたメンバー。

RAVNがあの乾いたブラック声で盛大に喚き、叫び、吠えます。

ちなみに、彼の腕に装備しているハリネズミ君はとても防御力が高そうです。

ひょっとすると攻撃力も高いのかもしれません。

ほわぁぁあああ素敵ぃいいい〜〜!

禍々しいでッす、イイです、かなりヤヴァイ感じ、 あぁもう、大スキです

不敵はカンペキに壊れてしまいました。

撮ってる本人は感涙してます。

彼はせわしなくステージの上を歩き回り、不敵の直ぐ目の前にも来ます。

FROSTの打撃にヘドバンしつつ、RAVNに合せて絶叫しつつ、

時々思い出したようにデジカメで写真を撮るも平常心でいられない為、

かなりボケボケで心霊写真のようです…ゴメンナサイね。

何枚撮れば気が済むのでしょうか。

Beyond The Apocalypse、これは2ndの名曲でありましょう。

初っぱなからキテレツな軽い打撃で入るンですけど

なんかもー、これがもぅ。

ふ…FROST…アンタおかしいよ…腕ケイレンしないのかヨ…。

デジカメのズーム機能でドラムの部分を撮ろうと思ったらボケボケ。

フロちゃんの顔が心霊写真。

途中でまた突っ走る部分あるでしょ、ホントCD音源マンマ、

いやライヴじゃソレ直接肌で感じるからね、あれ以上のモノがあるよ。

あたしゃドラムの後ろッ側回って拝見したかったね。

ちょイとビジュアル系?と思ったけど奴ぁやっぱりマトモじゃないねぇ。

あのドラミング、壮絶な魔力を放ってるよ。

もう一回だけ、ドラム部分撮ってみたらさっきよりマシに写った。

フロちゃんに再トライ。

みなさん、このカオを覚えてて下さいね。

ライヴ後に撮った素顔っぽいFROSTの写真を晒しますから。

ぜんっぜん違いますから。

ところで、どーもRAVNの持っているマイクの調子が悪いみたい。

彼が叫んでるの判るんだけど、全く聞こえましぇーん。

スタッフが慌てふためいてマイクを再調整して取り替えてましたが、

エライ時間かかって、結局合計2回取り替えたのよ…

ソノ間RAVNは咽が引き千切れんばかりに絶叫してましたが、

到底FROSTの叩き出す魔力を帯びた極悪打撃音に叶う訳がなく。

がんばれRAVN。

曲はNecronatalenhetenへ雪崩れ込み。

暗い歪んだギターに合せて打ち、鳴り轟くドラムの導入部分。

だいーぶ長めに引き延ばされているのは、

マイク調整の時間稼ぎの為でしょうか(汗)?

2回目のマイクでなんとかマトモにRAVNの声が聴こえてきた。

頼むからしっかりしてくれよスタッフ!相当困ってたぞー!

ギターのシトの胸毛がイヤ。

それから不敵が最新作で一番好きな曲、

Blood is the Mortarも演奏してくれたのだ…ふふふ。

初っぱなからハイテンションなトバシぶり。

途中で壊れ気味に高速連打するあの正確さに不敵はボーゼン、

っつーか喜々としてヘドバンするのですが早すぎてついてけねぇ!!

うわぁ、そしてそしてこの機械駆動音は、ひょっとしてッ…!!

RAVNはブラック声で叫びます、Manifest!!』と。

キターッ!!

恐るべきFROSTの、

キテレツ正確無比冷徹ドラミング!

実は目がウサギさんなのです。

何かね、痛いんです。

その凄みを増す程に、神経に触るんです。

どこかヒリヒリするんです、彼の打撃は…

どうしてでしょう。

しょんでもって、それにのっかる不穏でノイジ〜なギター!

くぅうううっどれもこれもブラックメタルだわぁ…

いや〜この曲はホント、ヒリヒリしたわぁ…FROSTのお陰で…。

多分、いっちゃん素晴らしかったモンな。

そーして次の曲はRAVNいわく、 Pitch Black!!』でス。

この曲もカッコイイ曲ですよねぇ…。

同一人物ですが本日の一番恐いで大賞。

あの劇的な引き込み、ギターがカッコよく鳴り響きます。

そんでFROSTのゴッツイドラミングが高らかに追ってきて…

私はね、一緒に叫びたかったんですヨ。

冒頭部分のラヴァー・クラフトな語り部分。

でもハズシちゃった…ム〜ン残念、折角記憶してたのに。

本日のヘドバン大賞は彼。

さて、ここまできたらアノ曲が来るだろうと。

そう、Riders of the Apocalypseでございます。

この曲はオフィシャルサイトのアンケートでも誉れ高い名曲ですナ。

この頃になると結んでた髪の毛もグッチャグッチャになってて、

ユデダコ状態だったんですけど…いやーハジケたわぁあ。

もうね、ギターのね、何てイーヴルでシブくてカッコイイ事…!!

清々しいまでに容赦ない禍々しさ一辺倒なナンバーに心底酔いしれました。

いや、もう完全にハジケてたんで…

客がどのくらい後ろにいるのか、どんなノリなのか、

ずぇーんずぇん、わっかんなかったのよねぇ。

もぅ自分が楽しむ事最優先で!

同じ方向から撮ってるから…(汗

そんなコト思ってたら、ナンかコレで終わりだってー!!

早くないですかッ!?

どーやらさっきセットチェンジで時間がかかり過ぎた事と

タダでさえ進行が遅れに遅れているかららしヒ…(号泣

何だか不敵は泣けてきました。

でも、短くても我が人生悔い無し的にシアワセに濃密な時間過ごせて

なんかもー感動です、生きててヨカッタです。

また見に行きたいデス、1349は。

と、ゆーかすげぇーカッコ良いので、

1349ラブな人はもぅ、絶対海外遠征すべし!

余った写真。

さて、記念に1349のライヴ模様をちょっとだけムービー記録しましたが。

なんせ、不敵は最前列で首振ってたんです。

しかも目の前がスピーカー(小さいけど)だったんです。

てなわけで音がブッ壊れて収録されてマス。

雑音というレベルではなく、もはやこれはく騒音です…。

ゆえに、何やってるのかサッパリ判りません。

しかも激重なのデス!

ヒマで心の広い1349ラブな人のみ、

ボリュームを低くしてアクセスして下さい。

*注意* 音が雑音なので音量を低くして下さい! あと死ぬ程重いです!

1349のムービー

それにしても素晴らしかったわぁ。

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